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君とセカンドラブ
第18章 新しい家族の形
いろんな考え事をしていると
電車はあっという間に東京に着いてしまった。
このまま自宅に直行なんて真っ平だった。
葵がタクシーに乗り込み、
運転手さんに自宅の住所を告げたが
「あ、運転手さん。
悪いけど新宿に向かってくれませんか?」と
遼太は思いきって行き先を変更した。
「新宿に?何をしに行くの?買い物?」
葵が怪訝そうな顔をして遼太を見返した。
決まってるだろ!コレをしに行くんだよ!
タクシーの運転手にバレないように
遼太は葵の股間に手を突っ込んだ。
「ダメよ!葵と父さんが待っているじゃない」
「何時に帰るとは連絡していないんだろ?
だったら数時間遅れてもいいじゃないか」
二人のやり取りを聞きながら
「あの~、結局どちらに向かえばいいんでしょうか?」とタクシーの運転手は焦れた。
「新宿です!
歌舞伎町のラブホテル街にお願いします!」
有無を言わせずに遼太が声を荒げた。
「ね、母さん、いいだろ?」
わざと遼太は葵を「母さん」と大きな声で呼んだために、運転手はギョッとした目でバックミラー越しに二人を見た。
言い訳をして取り繕うとする葵の唇を
遼太の唇が塞いだ。
それをバックミラー越しにポカンとした顔で運転手は驚いていた。
「な、母さん、帰るまでにもう一発やっていこう」
股間に差し込んだ手で
葵のクリトリス付近をグリグリしてやると
露骨にセックスをするんだと運転手に聞かれたことと、股間からの刺激に、葵は顔を真っ赤にしてうなづいた。