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君とセカンドラブ
第18章 新しい家族の形
「ね、遼太さん、私たちはこんなことをしちゃいけない関係なのよ」
タクシーの中でさんざんにクリトリスを弄られて
今すぐにでもチ○ポをしゃぶりたい気分にさせられたが、タクシーを降りて、昼日中からラブホに連れ込まれそうになるのを必死に理性で遼太を説得した。
「いけない関係?
何を今さら、それに紙切れ一枚の事で縛られたくないんだ!
僕と葵はれっきとしたセックスをしていい関係なんだから!」
葵を抱きたくて仕方ない遼太の目は少しばかり血走っていた。
その表情を見て葵は
『この子を色情にしてしまったのは私なんだわ』と
怖くもあり嬉しくもあった。
こんな昼日中だというのに
ラブホは満室に近い状態だった。
「この部屋しか空いていないや」
遼太は迷わずSMルームを選択した。
割高な部屋代だったけど、
星羅の件の口止め料として葬儀のあと、父の誠一から小遣いをぶんどってやったので財布には一万円札が数枚入っていた。
「SMだなんて…怖いわ…」
そう言いながらも葵も興奮し始めていて
遼太の腕を引き寄せながら
豊満な胸を遼太の肘にグイグイと押し付けていた。
遼太は葵にMっ気があるのを見抜いていた。
きっと部屋にはSMグッズがあるに違いない。
それで心身共に自分に服従させてやろうと思った。
自分を忘れなれない体になれば
父との離婚を了承してくれると考えた。