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君とセカンドラブ
第19章 ひとつ屋根の下で

それから数時間…

誠一は帰宅を急いでいた。
少し寄り道をしてアダルトショップを覗いてみたので、終電に慌てて飛び乗った。

『ふぅ~、なんとか間に合ったな…』

誠一は電車のドア近くに立って
鞄を大事そうに抱きかかえた。

鞄の中には会社の書類に混じって
先ほど立ち寄ったアダルトショップで購入したグッズが入っている。

明日香と愛し合うために
近頃はバイ○グラを服用しているが、
やはり、体の負担が大きくて
毎度のように服用するには健康上に不安があった。

かと言って
セックスを求めてくる明日香に「今日は疲れているんだ、勘弁してくれよ」などと拒むわけにはいかなかった。

これから成長するにつれて
明日香はセックスに貪欲になってくるだろう。
セックスを拒むことはイコール明日香に見捨てられるようで怖かった。

そこで、自分のペニスの代用品として
ペニスバンドとバイブを購入した。
万が一、これから年齢を重ねていくうちに
セックスの途中で中折れすることも考えられるから、その時は悔しいけれどペニスバンドを装着してでも明日香を喜ばせてやりたいと考えていた。

今夜もまた明日香はセックスをねだってくるだろう。
その時こそ、コイツの出番だ。
大人のおもちゃなんて明日香は知らないだろうから、きっとヒーヒー言って喜ぶぞ。
誠一は目を閉じて、よがる明日香を想像して一人でニヤニヤしていた。

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