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君とセカンドラブ
第4章 誠一という男
もはや誠一は、いてもたってもおられなくなり、
矢印ランプの先で点滅している部屋を目指して、晴海の手を取り、急いで目的の部屋に飛び込んだ。
童貞だとバレて晴海に笑われてもいい。
今すぐこの女を抱きたいという一心で
部屋に入るなり晴海を抱きしめて、キスの続きをしながら背中を抱きしめた手を降ろして晴海の豊かなヒップの丘をまさぐった。
「いやん…せっかちなんだから…」
拒む言葉を発しながらも
晴海も嬉しいのか勃起している誠一の股間のシルエットを慈しむように何度も撫でた。
女体の柔らかさをまさぐりながらキスをして
トドメのようにズボンの上からではあるがペニスを執拗に撫でられれば童貞男は一気に爆発した。
「あっ!!」
短く呻くと、パンツの中でおもいっきり射精してしまっていた。
「えっ?まさか…逝っちゃった?」
晴海の手のひらにジトッとした熱いものが伝わり、誠一が射精したのだと教えていた。
もう、こうなったら恥を承知で正直に話すしかないと思った。
「ごめん…実は俺…その…初めてなんだ…」
「えっ?それって…童貞ってこと?」
コクリと頷くと、
晴海はバカにするどころか「嬉しい!」と言って強く抱きついてきた。
「嬉しいって?」
「ええ、だって、最初の女に私を選んでいただいたんですもの」
そう言って晴海は誠一のズボンを脱がせ、
汚れたパンツの処理をしてくれた。