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君とセカンドラブ
第4章 誠一という男
「…幻滅しちゃった?
そうだよね、30歳で童貞なんて…」
誠一は真っ赤になって視線を逸らした。
「就職するまでずっと勉強漬けの毎日で、
就職してからは仕事に追われる毎日で…
それで機会が無くて…この歳まで…」
目を逸らしてボソボソと言う、
そんな誠一を見て晴海は、思わず胸がキュンとしてしまう。
「君を抱きたい…いや、決して遊びじゃないんだ。君に惚れてしまったんだ。
一生大切にしたいと思ってる。
だから…だからこそ…セックスで気持ちよくさせてあげたいのに…こんな…」
「誠一さん…」
「ごめんね、格好悪いよね
パンツの中に射精しちゃうなんて」
「もう何も言わないで…」
誠一さん…私も…大好き…」
「は、晴海…」
自然と唇が重なり、何度もキスを交わす。
「はぁん…ねえ誠一さん、口開けてください」
「ん、んっ…?晴海…!?」
「あなたが知らないなら…
私が、教えてあげます」
晴海はそう言うと
彼に優しく微笑みかけ、
唇をぺろりと舐めてあげた。
「うぅ…晴海…っん、ん…」
ビクっと体を震わせた誠一を愛しく思いながら、
晴海は誠一の舌に自分の舌を絡ませた。
初めてのディープキスに違いない…
私が誠一の初めての女になる…
そう思ったらすごく興奮してしまっていた。
そのまま濃厚なキスを教え込みながら、
誠一のネクタイを緩め、「脱がしてあげるね」と
耳元で熱っぽく囁いてネクタイを外す。
「あなたが好き…
気持ちいいこと、たくさんしましょ?」
「晴海…」
キスをしながら誠一のシャツのボタンを
一個ずつ外し、アンダーシャツの上からツツッと胸の上に指を滑らすと、
誠一はゴクリと唾を飲みこんでハアハアと荒い呼吸をし始めた。