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君とセカンドラブ
第7章 四人での生活

二階から二人の情事を聞かれているとも知らず
誠一と葵は互いの体を堪能していた。

リノベーションして、まだ新しい夫婦の寝室…

二つ並んだシングルベッド…
再婚同士とはいえ、入籍間もない新婚みたいなものだから誠一はダブルベッドを用意したかったが、
中2の多感な娘を連れ子としてこの家にやって来たので、母親として葵は自分が男に抱かれる事を想像されたくなかったのでシングルベッドにして欲しいとダブルベッドを頑なに拒んだ。

だから葵親子をこの家に迎え入れてから
子供たちの前ではイチャイチャすることも出来なかったが、同じ部屋で寝てるのに何もせずにいることに誠一は限界が来た。

立てつけの悪い障子戸の隙間から、
縁側を通して月明かりが漏れている。
その情緒ある雰囲気が誠一は静かに妻の葵のベッドに忍び込んだのだった。

まだ30代半ばの女に50代半ばの男が、
まるで初体験の若者のように、
はにかみながら新妻の葵に寄り添う。

「ダメよぉ…」

葵はソッと二階を指差した。

まだ明日香が起きてるからと拒んだが
それを無視して体を寄せて唇を重ねた。
葵だって妻となった証しに寝室で抱かれたい衝動に抗えなかった。

パジャマのボタンを静かに外すと、スルリとパジャマが捲れて、白い肌が露わになる。
葵の白い裸体を見下ろしながら
誠一もパジャマを脱ぎ、
妻の葵を全裸にした。

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