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君とセカンドラブ
第8章 継母を口説く
翌日…
前の夜にオナニーをしすぎたせいか
どうも集中力に欠けてしまい
うっかり気を抜くと睡魔が襲ってきた。
そんな寝不足なものだから
体育の授業でもやる気がでない。
その日の体育はバスケットボールだったのだが
出来ることならボールが自分のところに回ってこないことを祈っていたのに、体調不良の時に限ってパスが遼太のところに集まってしまう。
『仕方ねえな…ほんとにもう!』
さっさと誰かにパスして適当に休ませてもらおうと
フリーになっているメンバーにパスを投じようとしたその時、誰かの汗がコートに垂れ落ちていたのだろう、遼太の踏み出した右足がツルッと滑って足首がとんでもなく内側にネジ曲がった。
よく漫画で『ぐぎっ』って効果音が書き込まれているけれど、本当に遼太の足首から不吉な音がした。
運び込まれた保健室では保健教諭が「あ~、これ、もしかしたら折れているかも」なんて不吉な事を言い出した。
「いえ、大丈夫です
捻っただけですから」
何度もそう言って湿布だけでいいのに
もし折れていたら自分の責任問題になるからと
保健の先生は無理やり遼太を病院に担ぎ込んだ。
レントゲンの結果、骨に異常はなく
やはりキツメの捻挫ということだった。