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アイドルを目指す少女とその母の物語
第10章 夢を叶えたここみ・・・
数日後の自宅での夕食後・・・

「ママ・・・💛」

「ここみ、何?💛」

「今後、未来のお家にお泊りしてもいいかな・・・?💛」

「どうして?💛」

「学校に居る時間だけだと、話したい事があっても、時間が足りないし、週末は忙しいでしょ💛」

「そうね・・・💛いいけど、夜更かしはダメよ・・・💛」

「うん、わかった!💛ありがとう!ママ、大好き!💛」

未来の家は母子家庭で、母親は看護師をしていて、夜勤で夜家を空けることが週に2回くらいある・・・

そしてここみのお泊りの日がやって来た・・・

ここみは学校から一旦家に帰り、着替えをして荷物を持って、高木との待ち合わせ場所に向かった・・・

「青山~こっち!こっち!」

停車している白いワンBOXカーの運転席から、高木が身を乗り出し手を振っていた・・・

ここみは小走りで高木の車に近づき、開いたスライドドアから車に乗り込んだ・・・

「青山、シートベルトしたか?」

「したよ💛」

「オッケー、じゃあ行くぞ!」

「お願いします💛」

「しかし、お前、短いスカート好きだな・・・」

「えっ?!💛そんに短いですか、これ・・・💛」

ここみはお気に入りのピンクのワンピを着ていたのだが、身長が伸びたせいで短くなっていた・・・

「短いと思うけどな・・・それ、も・・・」

「もって、先生ったら・・・💛スカートの話はしないでください・・・💛」

「ああ、そうだな、わりいわりい・・・で、青山、あと、15分くらいで着くからな・・・」

「はーい💛」

「青山・・・」

「はい・・・💛」

「俺の息子は小6で一人っ子なんだよ・・・」

「小6・・・💛」

「あと・・・」

「あと?💛」

「実は・・・俺、離婚して、息子と2人暮らしなんだよ・・・」

「そ、そうなんですね・・・💛」

「でもさ、俺、料理は得意なんで、美味い物食わせてやるからな!」

「あ、ありがとうございます・・・💛」

「お前、嫌いなものあるか?」

「えっと・・・ピーマンと・・・人参が苦手です・・・💛」

「ハハハハハッ・・・そっか、お前、子供みたいだな、ウケるぜ・・・」

「先生!私、まだ、子供だもん!💛」

「わりいわりい・・・そうだった、そうだった・・・よし、着いたぞ!ここが俺ん家だ・・・」

「へぇ~~~大きな家だね・・・すごーい!💛

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