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食虫植物
第3章 禁断の丼
 翌週の金曜日。
 指定されたホテルに陽子運転のベンツで乗り付ける。
 一応俺も免許は持っているが身分証明書としてしか使ったことのない絵に描いた様なペーパードライバーだ。
 とてもじゃないが左ハンドルの車なんか運転出来ない。
 対して陽子は鼻唄交じりの気楽な様子だ。
 純白のブラウスに薄ピンクのスーツ。
 普段は着けない肌色のストッキングの足先はパールホワイトのパンプス。
 ハンドルを握る指先は淡い紅色のマニュキュアを施し丁寧に整えられた爪。
 全裸に金鎖のアクセサリーを揺らし嬌態を晒している雌犬とは全くの別人だ。
 一方俺はというと痴漢プレー用の背広姿というわけにもいかず急遽誂えた少し高価なスーツを纏うが着慣れて無いもので出来損ないの七五三みたいだ。
 衣装より問題なのがテーブルマナーだ。
 ナイフとフォークなんて使い慣れないがホテルのレストランで箸をくれ!とも言えないだろうとこの5日程陽子から付け焼き刃ながらマナーを教えて貰った。
 あまりボロを出さずに済めばいいのだが。
 嗚呼段々帰りたくなってきた。

 ホテルのロビーに入ったのは約束の5分前だった。
 中学生の正装とはいえ制服姿は目立つ。
 丸眼鏡はいつも通りだが今日は三つ編みを解き真っ直ぐ背中に流している。
 家では見慣れたヘアースタイルだが公の場で見ると新鮮だ。
 その横に立っているのが母親だろう。
 名前は遼子だったか?
 二十歳で短大卒業すると就職。
 職場で知り合った男性と交際1年で結婚。
 23歳で響子を出産するも五年後交通事故で夫と死別。
 以降十年男っ気なし。
 これが事前に響子から聞かされていたプロフィールだ。
 さて、実物は。
 大人しめの紺のパンツスーツに身を包んだ少しぽっちゃりした中年女性。
 陽子を綺麗と表するなら彼女は可愛い、だろうか。
 初見のイメージは保育園の保母さんってところか。
 背は165cm程か?少し体型は崩れてきているがそれを全く気にさせない巨大なバスト。
 サイズ的には90余cmと陽子と大差ないだろうがなにせ上背が違うのでかなりインパクトがある。
 これはこれでなかなか美味しそうだ。

 初対面の挨拶を終えて案内されたのは最上階の展望レストランだった。
 近隣で一番高いここから見下ろす夜景はなかなかの物だ。
 
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