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年上イトコのツイフェミな誘惑
第4章 最終話 男女共同参画(きじょういせっくす)
「マコ姉、これはアルファオスなら颯爽とシーツを引っ剥がしてみせろってことかな? それなら言われなくても期待に応えちゃうぞー」
「こうくん、ちょっと待ってください。いきなり飛びかからずに、私のそばに来てくれませんか?」
「えっ? そりゃもちろん、マコ姉の希望通りにするけど……」

 マコ姉はいつもと違ってもじもじとした様子で頬を赤らめており、その雰囲気も非常にエロいと感じつつも俺は不思議に思いながらマコ姉に|相対《あいたい》するようにベッドに座り込んだ。

「こうくん、私は今すっごくドキドキしています。あんなに小さくてかわいくて、実は4歳までおむつが外れなかったこうくんがこんなに立派なアルファオスになって私を抱くということが今でも信じられません。……いえ、そういうことじゃなくて、ツイフェミの私は本当に好きになったアルファオスには力強く抱かれたいんです」
「そ、そうだったのか……」

 いつも小悪魔な態度で俺を見下しながらエッチなことをしてくれたマコ姉は仮の姿で、本当は心から愛したアルファオスに強引に抱かれたかったのだという事実に俺は大変驚いていた。

「だから今日はご褒美とかお仕置きじゃなくて、私はこうくんの思うままに身体を差し出します。男女共同参画なんて性欲の前では儚いものです、今日はこうくんが主体で私が客体なのです。……さあ、来てください」
「マコ姉……」

 恥ずかしそうにツイフェミ的な誘惑の言葉を述べたマコ姉に、俺は頭が真っ白になったままマコ姉をくるんでいたシーツを剥ぎ取った。
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