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ギャラクシー・ジャーニー 宇宙騎士キタリヴァン
第6章 第6話 銀色の爪の殺意
「無事だったかリューク。今日もシルバーネイルが冴えているようで何よりだ」
「僕はジャニィさんの影ですから。ジャニィさんはいつまでも美しく戦ってください」
「それでこそ俺のかわいいリュークだ、今からこの衛星を脱出し……」
コンバットスーツを身にまとって僕と合流したジャニィさんは、既に疲労の色を隠せない様子だった。
銀色の鎧で音を立てながら地面に膝をついたジャニィさんに、僕は血まみれの鎧のままで彼を抱きとめた。
僕が今日殺した悪人はざっと50名、ジャニィさんが殺したのはおそらく20名程度。
スーツの性能差さえなければ、僕は既にジャニィさんより強いのかも知れない。
いや、その表現は正確ではない。
ジャニィさんが強さを失いつつあるのだ。
「僕はジャニィさんの影ですから。ジャニィさんはいつまでも美しく戦ってください」
「それでこそ俺のかわいいリュークだ、今からこの衛星を脱出し……」
コンバットスーツを身にまとって僕と合流したジャニィさんは、既に疲労の色を隠せない様子だった。
銀色の鎧で音を立てながら地面に膝をついたジャニィさんに、僕は血まみれの鎧のままで彼を抱きとめた。
僕が今日殺した悪人はざっと50名、ジャニィさんが殺したのはおそらく20名程度。
スーツの性能差さえなければ、僕は既にジャニィさんより強いのかも知れない。
いや、その表現は正確ではない。
ジャニィさんが強さを失いつつあるのだ。