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ギャラクシー・ジャーニー 宇宙騎士キタリヴァン
第7章 第7話 家族の肖像
「どうしてそんなに冷静でいられるんだよ!! あなたはジャニィさんの奥さんじゃないのかよ!!」
「書類上のことです。キタ族はヒューマロイドを妻として性欲を発散するのが習わしですから」
「ジャニィさんはあなたと寝てなんていなかった。ジャニィさん自身がそう言ったんだ。ジャニィさんは少年にしか興奮できないから……」
「よくお分かりですね。リューク様はマスターと性行為をした唯一の成人男性ですよ」
「だからっ!!」

 ナタリアさんの頭の真横のベッド上に拳を叩きつけても、ナタリアさんはやはり顔色一つ変えない。

 僕はナタリアさんのこういう所が大好きだし、大嫌いな部分でもある。

「一応聞くけどさ、ジャニィさんは小児性愛者だから宇宙騎士になったんだろ? 宇宙騎士の立場を利用すれば好きな男の子を見繕って下僕にできるし、鬼畜のような悪人から子供たちを救っている以上は宇宙連邦政府も口出しはできない。ジャニィさんは、僕のことだって……」
「それはその通りですが、マスターは愛人にする少年を必ず選別していました。マスターは女性に興味を持つことができる少年を愛人にしたことはありませんよ」
「そんなことはない、僕は女性に興奮できるしナタリアさんとだってセックスできる! こうやって!!」

 叫びながらナタリアさんの大きな乳房を両手で揉みしだいた僕だが、僕はそれに何の快感を覚えることもできない。

 ちくしょう、ちくしょうと叫びながら自らの肌に触れる僕に、ナタリアさんは優しい表情で何かを言おうとした。
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