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ギャラクシー・ジャーニー 宇宙騎士キタリヴァン
第1章 第1話 人造人間の性奴隷
「宇宙連邦法特条に基づき容疑者を処分した。君、今からこの衛星城をカイゼルフォンで破壊するから私と一緒に来なさい。服や靴は用意していないから、申し訳ないが君をかついでいくことになる」
「分かりました……どうぞ、好きにしてください……」
自分を性奴隷にして痛めつけてきたミカロスが目の前で殺害された事実と今この瞬間に性奴隷の身分から解放された事実に頭がついていかず、コンバットスーツの中から届く肉声に辛うじて返答した僕は全裸のまま意識を失って地面に倒れ込んだ。
キタリヴァンは失神した僕を両腕でかつぐとそのまま衛星城から走り去り、途中で破壊したアンドロイド戦闘員たちの残骸を踏み越えて巨人兵器カイゼルフォンのコクピットに戻った。
他人を根本的に信用していないミカロスの衛星城には普段僕以外に生身の人間は一人もいないから、キタリヴァンはカイゼルフォンに乗り込むとアンドロイド戦闘員だけが残っていた衛星城を巨大レーザーキャノンで焼き尽くした。
人造人間の性奴隷だった僕と宇宙騎士キタリヴァンが出会ったのはこの日で、その時から僕とキタリヴァンは長い年月を共に過ごすことになる。
その先に待ち受けていたのが悲劇であったということは、この時の僕には知る由もない。
「分かりました……どうぞ、好きにしてください……」
自分を性奴隷にして痛めつけてきたミカロスが目の前で殺害された事実と今この瞬間に性奴隷の身分から解放された事実に頭がついていかず、コンバットスーツの中から届く肉声に辛うじて返答した僕は全裸のまま意識を失って地面に倒れ込んだ。
キタリヴァンは失神した僕を両腕でかつぐとそのまま衛星城から走り去り、途中で破壊したアンドロイド戦闘員たちの残骸を踏み越えて巨人兵器カイゼルフォンのコクピットに戻った。
他人を根本的に信用していないミカロスの衛星城には普段僕以外に生身の人間は一人もいないから、キタリヴァンはカイゼルフォンに乗り込むとアンドロイド戦闘員だけが残っていた衛星城を巨大レーザーキャノンで焼き尽くした。
人造人間の性奴隷だった僕と宇宙騎士キタリヴァンが出会ったのはこの日で、その時から僕とキタリヴァンは長い年月を共に過ごすことになる。
その先に待ち受けていたのが悲劇であったということは、この時の僕には知る由もない。