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そこのオタクくん座談会来ない? ~秘密のギャル本さん~
第6章 最終話 ギャル本さんといつまでも
「シャダバダッバダ、シャダバダッバダ、Foooo!! ハーイ、あーしクラリスジェルミナハート。今日は来てくれてホントありがとー!」
「えーでは今日はですねー、何と皆さんにカントリーダンスを楽しんで貰おーかと思います。カントリー漫才っつーかねー」

 高校の最寄り駅近くの劇場で開かれたお笑いライブに、菱本は親友である|斯波《しば》さんと2人で漫才コンビ「ワッハッハ本店」として出演していた。

 劇場に来ている客のほとんどはグレートサクリファイス学会の信者で、素人の高校生である2人の出演料もグレサク学会から拠出されているということは菱本から事前に聞いていた。

 菱本と斯波さんの漫才のクオリティはまだプロのお笑い芸人には遠く及ばないがギャル2人による漫才という構図自体は目新しく、斯波さんが考えているらしいトークの題材もそれなりに面白くて劇場ではやらせではない笑いが次々に巻き起こっていた。


 お笑いライブにはグレサク学会関連ではない他のアマチュアのお笑い芸人も多数出演しており、小さな劇場にグレサク学会の信者たちが密集しているおかげもあってその日のお笑いライブは大盛況の内に終わっていた。

 ライブが終わると俺は小規模な楽屋を訪れ、俺と菱本との関係をよく知っているらしい斯波さんは今日はありがとねー、と言うとさっさと一人で帰っていった。

 21時を過ぎた楽屋には既に俺と菱本の姿しかなく、今日は日曜で明日はハッピーマンデーということもあって他の出演者たちは打ち上げでカラオケに行ったり相方と飲みに行ったりしているようだった。
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