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そこのオタクくん座談会来ない? ~秘密のギャル本さん~
第6章 最終話 ギャル本さんといつまでも
「オタクくん、今日は本当にありがとね。チケット1枚3000円もしたのに払って貰っちゃって」
「友達の晴れ舞台を見るためならそれぐらい大したことないよ。菱本とシバエリさんの漫才も予想よりずっと面白かった」
「ふーん、ひねくれ者のオタクくんがそう言うなら素直に喜んじゃっていーかも。今からご飯でも食べ行く?」
「いや、ご飯も食べたいけど俺は菱本と今からラブホテルに行きたい。都合が悪かったら明日でも今度でもいい」
「それって……自腹でってこと? グレサク学会の交流会ならタダだけど?」
「小遣いからになるけど、俺は自分でお金を出して菱本とラブホでセックスしたいんだ。俺はもう菱本とただの友達でいるのは終わりにしたい」
「そっかぁ……よーし、それならあーしも付き合っちゃうから。自分の分のホテル代は出すから大丈夫だよ」

 俺は今この時から菱本に正面から向かい合おうと決めていて、そのために貯めていた小遣いからラブホテルの料金を持ってきていた。

 高校生同士でも入れる近場のラブホテルは事前にリサーチしていて、俺と菱本はファミレスで軽食を取るとそのままラブホテルに入った。
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