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そこのオタクくん座談会来ない? ~秘密のギャル本さん~
第2章 第1話 ギャル本さんとラブホテル
「あーしは昔はイケてない女の子でいつもいじいじしながら暗い毎日を送ってました。でもうちのお母さんのママ友がお母さんにグレサク先生の本を勧めてくれて、それからは親子揃って明るい人間になれたんです。グレサク先生がいつも仰っている人類革新の教えはあーし自身を革新してくれて、今ではあーしが周りの暗い友達を導いていくようになってます。その一人が、今日から来てくれるそこの宗日くんです」

 菱本は信仰の喜びを語る中でいきなり俺の名前を呼んで指差し、俺はリーダーの中年女性の合図を受けてやむなく前に出た。

 若い男性がパイプ椅子を持ってきてリーダーと菱本の間に置いたので、俺は2人に挟まれる形でパイプ椅子に腰を下ろす。

「宗日くんはクラスではちょっとひねくれた感じのオタクで、今日だって意地悪な女子グループにいじめられてました。あーしは宗日くんに自分自身を革新して欲しいからここに来て貰ったんです。菱本くんはあーしと友達になってくれる?」
「それは、まあ……」
「グレートサクリファイスを生き延びる第一の方法は、お互いに理解し合える仲間を増やすことです。座談会の後は恒例の交流会がありますから、今日はギャル本さんと宗日くんに2人で交流して頂きましょう。それでは次の方」

 リーダーの女性は別の信者2名を指名すると俺と菱本が離れたパイプ椅子に座らせ、俺は菱本と隣り合ってマットに腰掛けたまま他の信者が語る信仰の喜びについて聞いた。

 その後も同じような内容が様々な信者から延々語られ、俺はあくびを噛み殺しつつも菱本の手前居眠りしないよう努力した。
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