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そこのオタクくん座談会来ない? ~秘密のギャル本さん~
第2章 第1話 ギャル本さんとラブホテル
「どうオタクくん、興奮してきたっしょー? 童貞のオタクくんは今からあーしで卒業できるんだよ」
「悪いけど、俺は菱本とこんな形でセックスしたくない。俺を入信させたいならもうちょっとまともなやり方で説得してくれ」
「他の会員が同じホテルにいるから嫌ってこと? じゃあオタクくんの家とかならいーの?」
「そういう意味じゃない。俺は宗教勧誘なんかで童貞を捨てたくないんだ」
「まーた強がっちゃってぇ。もしかしてオタクくんってホモなの?」
「そういう言い方は好きじゃないけど、俺は普通に女が好きだよ。今だって実は勃起してる」
「……ふーん、そうなんだ」

 菱本は俺が考えていることをある程度察したらしく、少し考え込むと何かを思いついた様子で俺の隣に腰掛けた。

「じゃあ、セックスはしなくていいからちょっとぐらい仲良くさせてよ。とりあえずお風呂入ろ?」
「あのなあ……そんなこと言われたら、俺だって……。分かったよ、風呂に入るだけだからな」

 菱本はやったぁ! と言うとそのまま制服を脱ぎ始め、俺も菱本の下着姿を眺めながらブレザーの制服を脱いでいった。

 お互い制服姿でもこのラブホテルには普通に入れたが、それもグレートサクリファイス学会の傘下にあるからだろうか。
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