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がんばれ!赫鎧鈴乃ちゃん
第5章 夢夢の始まり
 クリトリスから送られる性信号とは別種の痺れ。  
 それを更に求めて上半身をくねらす。
 それを察したのか空いていた御主人様の右手が道着の上から乳房を揉む。
 アァ~。違うの、今は乳首を弄ってほしいの!
 前紐を解いて身ごろを開き乳房を露呈させると痛いほど起立している乳首を自ら摘み転がす。
 乳首から乳房を経由して伝わる歓び。
 コリコリコリコリ
 だがそれは長く続かない。
 「俺の愛撫はきにいらないか?」
 耳孔に液体窒素より冷たい言葉が注がれ耳朶をきつく噛まれる。
 御主人様の御不興を買った。
 恐怖で震える手を後ろに回し御主人様の腰を抱き寄せると甘えるようにお尻を逞しいオチンポ様に擦り付ける。
 精一杯の媚ふりだが御主人様には通用しない。
 突き飛ばされ床に横臥した顔を素足で踏まれる。
 「刺繍を復唱しろ!」
 私が今着ているのは家に持って帰る事が出来ない特注品だった。
 ぱっと見他の道着袴と変わりがないが白い生地に白字で大きな刺繍が施されている。
 「私は、雌犬奴隷 赫鎧鈴乃です。」
 「私は、墨田猛様命です。」
 「私は、御主人様に絶対服従します。」
 「私は、御主人様の如何なる命令も遵守します。」
 道着の右身ごろに雌犬奴隷 赫鎧鈴乃、左身ごろに墨田猛様命、袴の腰板に絶対服従、前立てに命令遵守と大きく刺してある。
 これはインターハイ優勝のお祝いに御主人様から頂いた物で稽古の時は必ず着用している。
 「雌犬奴隷を満足させれない情けない主人で悪かったな。」
 怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
 敬愛の念よりも恐怖が頭と身体を支配する。
 「袴を脱いで臀朶を広げろ!」
 絶対服従、命令遵守の通り急いで袴を脱いで裸の下半身を晒し開いた両膝と右頬の3点でバランスを取りながら高く掲げた臀朶を両手で開く。御主人様からは天井を向いた菊門が丸見えの筈だ。
 かーっぺっ!
 その菊門に唾が吐きかけられる。 
 「拙い愛撫の詫びだ。受け取れ!」
 言葉と共に肛門を固く細長い物が貫く。
 挿れ慣れてるオチンポ様やゴム栓と違い鑢みたいにザラザラした表皮が肛門を直腸を逆撫でする。
 「ギャァ〜~~!」
 太さは御主人様のに比べたら大した事ないが兎に角痛い。
 そして長い。
 感覚的には胃袋まで貫かれたようだ。
 一体何が。
 横を向いた顔の先にある姿見に視線をやる。
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