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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第14章 ピエナスイート
『今日は、たっぷり…と僕から巴さんに
サービスをさせて貰う日でしょ?』
サービス……主にえっちな感じの…は、
いつも彼にして貰ってる気がするけど。
いつも…以上に…たっぷりと…、
何て…言われてしまったら……
あれこれと…想像を…してしまう…。
『さ、巴さん。
こちらへどうぞ』
こっちの肩に手を添えたままで
彼の身体がこっちの背中に当たって
そのまま彼の身体で押されて
ベッドの方へと移動させられる。
140cm幅のダブルサイズの
ベッドが2台配置されている。
昨日の部屋は…スイートは
スイートだけど…ベッドは1つだった。
真っ白のシーツのベッドには、
パープルのベッドガードと、
その上に…筒形の柄の入った
クッションと…、枕と
枕の所に小さめの四角い
パープルのクッションが3つあって。
『クッション…いっぱいありますね…』
筒形のと普通の小ぶりの
クッションと枕もある…。
『折角ですし…使いましょうか』
「使う…って…」
『クッションなんですから、使うでしょ?』
いや…備え付けてあるから
自分が…寛ぎやすいように
使う為にここになるんだろうけど。
明らかに彼の言う”使う”は、
その使い方とは違う使い道に聞こえる。
『勿論…えっちな…方に…
使うって意味…ですけどね』
寝るんだったら、枕だけ
あれば寝れますよ~と
彼が笑って居て。まぁ…この
彼らしいと言えばらしいお答えだった。
『とりあえず…、えっち…の前に
逆膝枕でもしますか?』
そう彼が言って来て
”逆膝枕”と言う単語に
膝枕を逆にする??
太ももの前の面じゃなくて
うつ伏せに寝て、裏面に置くの?とか
そんな風に考えてしまったんだけど。
どうやら…私がイメージした
逆膝枕は間違いの様で。
男性の膝に女性が頭を乗せる物らしい。
男性の膝枕は高さが高いので。
正座した上に乗せるんじゃなくて
ベッドの端で座ってる彼の
太ももに頭を乗せる物なのだそうだ。
『さぁ、どうぞ。
ここですよ、ここ。
ここに頭乗せて下さい巴さん』
逆膝枕って、こんなテンションで
する感じなのかな??と
ベッドの端に座った彼が
自分の膝を叩いてそう言って来て。