この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ハッテンlove
第2章 姫野のバスケ
「姫野…立てる?」
最後はスタミナ切れで僕の負け。近藤くんがへたり込む僕に手を差し伸べてくれた。
なんというか…僕には縁のないと思っていた、オトコの熱い友情的ななにかが芽生えた瞬間?
「やるじゃねーか、お前」「お前もな」的なあれじゃないの?
「お前のスピードととっさの判断、すげーよ。ラグビー部来ない?スクラムハーフだったらちっこい方が有利だし、鍛えれば…お前の身体能力なら問題なくイケるんじゃね」
近藤くんは手放しに僕を称賛する。なんだかくすぐったいね。
でもラグビーかー…。興味あるけど、さすがにハードすぎじゃない?
「うーん…でも眼鏡がなー…」
「外せばいいじゃん」
簡単に言うね。君。
これは視力云々の問題じゃなくて、変装だから無理なの。
「ま…確かにラグビーは、他のスポーツよりも体格的なハンデがでかいかもなー…。でも面白いよ。あ…でも、バスケも面白いな。久しぶりにやったら楽しかった。ありがとな」
お礼言うならこっちの台詞だけどね。
練習付き合ってくれたわけだし。
流れで一緒に公園を出る。僕に合わせて歩く近藤くんは、気づけば駅と反対方向に…。
「近藤くん、駅あっちだよ?」
そう言うと、近藤くんは少し照れたように笑った。
「暗いから、送るよ」
暗いから送る…だって?急にナイトみたいなこと言っちゃって。
最後はスタミナ切れで僕の負け。近藤くんがへたり込む僕に手を差し伸べてくれた。
なんというか…僕には縁のないと思っていた、オトコの熱い友情的ななにかが芽生えた瞬間?
「やるじゃねーか、お前」「お前もな」的なあれじゃないの?
「お前のスピードととっさの判断、すげーよ。ラグビー部来ない?スクラムハーフだったらちっこい方が有利だし、鍛えれば…お前の身体能力なら問題なくイケるんじゃね」
近藤くんは手放しに僕を称賛する。なんだかくすぐったいね。
でもラグビーかー…。興味あるけど、さすがにハードすぎじゃない?
「うーん…でも眼鏡がなー…」
「外せばいいじゃん」
簡単に言うね。君。
これは視力云々の問題じゃなくて、変装だから無理なの。
「ま…確かにラグビーは、他のスポーツよりも体格的なハンデがでかいかもなー…。でも面白いよ。あ…でも、バスケも面白いな。久しぶりにやったら楽しかった。ありがとな」
お礼言うならこっちの台詞だけどね。
練習付き合ってくれたわけだし。
流れで一緒に公園を出る。僕に合わせて歩く近藤くんは、気づけば駅と反対方向に…。
「近藤くん、駅あっちだよ?」
そう言うと、近藤くんは少し照れたように笑った。
「暗いから、送るよ」
暗いから送る…だって?急にナイトみたいなこと言っちゃって。