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ハッテンlove
第2章 姫野のバスケ
「仕事ってなに?お前ヤバいことしてんじゃねーよな?」

近藤くんの声が険呑だ。
どーして、僕のお仕事がヤバいことになっちゃうわけ?
どんなイメージよ?

「違うよ。僕、貿易会社で働いてるの」

ガイジンだからね。どこの国の血が入ってるのかわかんないけど。ガイジン=貿易会社って感じじゃない?

「どこの?なんて会社だよ?」
「詳細は言えないよ。シュヒギムってヤツだよ」
「社名言えないってどんな守秘義務だよ?お前…まさかその会社の社長と寝たりしてねーよな?仕事ってそれか?」
「ち…違うよ。社長はえ…えーと…オバサンだよ。50歳くらいの…」

社長の設定まで考えてなかったよ。てか、なんで僕の仕事が愛人業になっちゃうんだよ?
君…僕のことなんだと思ってんの!?

「お前…オバサンと寝てんのか!?」
「寝てないし!」

近藤くん…。もしかして、ヤキモチ?ヒメにマジ惚れしちゃったの?
でもだめだよそれは。妖精はね、誰にものでもないんだよ?まったく…。

「とにかく、僕は真面目に働いてくるからね。来週また逢おうね」

なんとかなだめて終わった。
さて、明日はまた一人でバスケでもやろうかなー…。二宮くんはデートで忙しいみたいだし。
あと、短時間でタコを消す薬も発明しないと!なにげに僕も忙しいじゃないか。

薬開発して、海外に売りさばけば…嘘もほんとになったりして?


でも、その前に。

僕は携帯を見る。ここには、こっそり隠し撮りしちゃった、近藤くんとのエッチ動画があったりするのです。

まるで二宮くんみたいだけど。こうやって見ると興奮するよね。


「ふふ。僕ってやっぱり美しい」

近藤くんには最低限の配慮はしたけれど。(お腹だけしか映ってない)僕は完璧映ってる。
あとでこの動画近藤くんにあげちゃおうかなー…。ふふふ。


こうして夜は更けていくのであった。

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