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ハッテンlove
第3章 heart+heart
そして姫野はなんで悠真とつるむんだ?望みがないのはわかってるだろ?
そもそも姫野は悠真と付き合いたいなんて思ってるのだろうか。
一生一人で生きてくなんて…聞いてるこっちが寂しくなるっつーの。
悠真は多分知っている――姫野の事情。
姫野はきっと、悠真にだけは隠してない。これは俺の勘だ。
「なぁ、悠真。お前、前にチンコとケツの関係より、ハートとハートだって言ったよな?」
悠真はくるりとした愛嬌のある目で俺を見つめる。惚気たいんだろ?わかってるよ。
でも俺が聞きたいのはお前の惚気じゃねーよ。
「…もし、お前の彼氏が、お前にバレバレの嘘吐いてたら…隠し事ばっかりだったら…お前ハートとハートの関係になれたか?」
「嘘?隠し事?」
「そ。例えば、田舎の小さい便利屋で働いてるのに、貿易会社のエリート商社マンだって言いだしたり。歳は26なのに、18だって言い張ってたり…」
悠真はきょとんとした顔で俺を見た後、うーん…と考え込んだ。
「…18歳でエリート商社マンは設定的におかしくない?」
考えて欲しいのはそこじゃねーよ。例え話だよ。
あー…でも。根本的に、悠真と悠真の彼氏に置き換えるのは無理があるな。
だって…俺はあいつのこと…恋愛感情で好きなのか?
確かに、顔だけは可愛い。笑った顔なんて特にヤバいくらい可愛い。切なそうに啼く表情もかなりいい。
男なんて抱けるのか?なんて思ったけど、そんな心配いらなかった。すげー抱き心地よかった。
右手で扱くよりも、あいつの身体使った方がはるかに刺激的だし、気持ちいい…って俺、最低だな。俺もかなりクソ野郎だな。
けど…。
あいつは嘘つきだし、隠し事ばっかだし。
完璧隠してるならまだいいものの、バレバレだから聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ。
なにが貿易会社だ。お前、たんなる高校生だろうが。
初めにヤッた後の週明けの月曜、すぐに気づいたよ。
声でバレバレなんだよ、バカ野郎。
あんな怪しいもっさりヅラで、一回ヤッた相手を欺けると思ってんのか?案外頭悪いんだな、あいつ。
「…近藤、なんか最近人相悪くない?そんなに姫野のこと睨まなくてもいーじゃん」
いつの間にか、視線は姫野の方に向いていた。姫野はえらい勢いのあるスパイクサーブを打った。
辛うじて拾った対戦相手を吹き飛ばすほどの威力――やっぱすげーわ。
そもそも姫野は悠真と付き合いたいなんて思ってるのだろうか。
一生一人で生きてくなんて…聞いてるこっちが寂しくなるっつーの。
悠真は多分知っている――姫野の事情。
姫野はきっと、悠真にだけは隠してない。これは俺の勘だ。
「なぁ、悠真。お前、前にチンコとケツの関係より、ハートとハートだって言ったよな?」
悠真はくるりとした愛嬌のある目で俺を見つめる。惚気たいんだろ?わかってるよ。
でも俺が聞きたいのはお前の惚気じゃねーよ。
「…もし、お前の彼氏が、お前にバレバレの嘘吐いてたら…隠し事ばっかりだったら…お前ハートとハートの関係になれたか?」
「嘘?隠し事?」
「そ。例えば、田舎の小さい便利屋で働いてるのに、貿易会社のエリート商社マンだって言いだしたり。歳は26なのに、18だって言い張ってたり…」
悠真はきょとんとした顔で俺を見た後、うーん…と考え込んだ。
「…18歳でエリート商社マンは設定的におかしくない?」
考えて欲しいのはそこじゃねーよ。例え話だよ。
あー…でも。根本的に、悠真と悠真の彼氏に置き換えるのは無理があるな。
だって…俺はあいつのこと…恋愛感情で好きなのか?
確かに、顔だけは可愛い。笑った顔なんて特にヤバいくらい可愛い。切なそうに啼く表情もかなりいい。
男なんて抱けるのか?なんて思ったけど、そんな心配いらなかった。すげー抱き心地よかった。
右手で扱くよりも、あいつの身体使った方がはるかに刺激的だし、気持ちいい…って俺、最低だな。俺もかなりクソ野郎だな。
けど…。
あいつは嘘つきだし、隠し事ばっかだし。
完璧隠してるならまだいいものの、バレバレだから聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ。
なにが貿易会社だ。お前、たんなる高校生だろうが。
初めにヤッた後の週明けの月曜、すぐに気づいたよ。
声でバレバレなんだよ、バカ野郎。
あんな怪しいもっさりヅラで、一回ヤッた相手を欺けると思ってんのか?案外頭悪いんだな、あいつ。
「…近藤、なんか最近人相悪くない?そんなに姫野のこと睨まなくてもいーじゃん」
いつの間にか、視線は姫野の方に向いていた。姫野はえらい勢いのあるスパイクサーブを打った。
辛うじて拾った対戦相手を吹き飛ばすほどの威力――やっぱすげーわ。