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ハッテンlove
第3章 heart+heart
まっつんの姫野を見る眼差しは温かい。
「お前が出てくるまでは、ヒメの一番のお気に入りは多分俺だったんだよ。連絡先も知ってるし、直でラブホもよく行ったし。けど、お前が現れて、ヒメに断られることも多くなってわかった」
まっつんの表情がマジだ。なぜか俺がドキドキしてきた。
「俺…ヒメが好きだ」
ヒメが好き。
それは当然のことながら、恋愛感情で好きって意味だ。
悠真と悠真の彼氏のことが頭によぎった。
クラスで付き合ってるっていうカップル(男女だけど)のことも…。
好き。譲れない。傍にいたい。そういう気持ち。
「お前は?」
そう聞かれたけど、答えられない。
俺は姫野を友人レベルで見れば、多分好き。変なヤツだけど、いいところもあるし、面白い。
けど、恋愛対象としてはどうだろう。
膝の上で寝ている姫野は弱々しくて、守ってあげたくなる。
けど、俺はこいつのことをなにも知らない。知ろうと思っても厚い壁がある。嘘ばっかり吐くんだからしょうがない。普段はヅラと眼鏡で隠してるし。でも、隠してるのは顔だけじゃない。中身まで見えない。
「まっつんは、こいつのことどのくらい知ってる?こいつの話してる内容って嘘っぽくない?」
まっつんは苦笑いを浮かべた。
「全部嘘だな」
やっぱり。バレバレなんだ。俺も釣られて苦笑い。
「けど、そんなのどうでもいいんだよ。目の前にいるヒメだけが真実。腹黒いのも、ちょっとバカなのもわかってる。それでいいんじゃねーの?」
「お前が出てくるまでは、ヒメの一番のお気に入りは多分俺だったんだよ。連絡先も知ってるし、直でラブホもよく行ったし。けど、お前が現れて、ヒメに断られることも多くなってわかった」
まっつんの表情がマジだ。なぜか俺がドキドキしてきた。
「俺…ヒメが好きだ」
ヒメが好き。
それは当然のことながら、恋愛感情で好きって意味だ。
悠真と悠真の彼氏のことが頭によぎった。
クラスで付き合ってるっていうカップル(男女だけど)のことも…。
好き。譲れない。傍にいたい。そういう気持ち。
「お前は?」
そう聞かれたけど、答えられない。
俺は姫野を友人レベルで見れば、多分好き。変なヤツだけど、いいところもあるし、面白い。
けど、恋愛対象としてはどうだろう。
膝の上で寝ている姫野は弱々しくて、守ってあげたくなる。
けど、俺はこいつのことをなにも知らない。知ろうと思っても厚い壁がある。嘘ばっかり吐くんだからしょうがない。普段はヅラと眼鏡で隠してるし。でも、隠してるのは顔だけじゃない。中身まで見えない。
「まっつんは、こいつのことどのくらい知ってる?こいつの話してる内容って嘘っぽくない?」
まっつんは苦笑いを浮かべた。
「全部嘘だな」
やっぱり。バレバレなんだ。俺も釣られて苦笑い。
「けど、そんなのどうでもいいんだよ。目の前にいるヒメだけが真実。腹黒いのも、ちょっとバカなのもわかってる。それでいいんじゃねーの?」