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ハッテンlove
第3章 heart+heart
友達とキスはしないけど。その矛盾はとりあえず横に押しやって、俺は姫野の唇にキスをする。

そして優しくベッドに押し倒す。熱い舌を絡ませて、咥内を蹂躙する。
綺麗な歯列をなぞって、甘い唾液を感じる。
手でふわふわの髪を撫でる。

この瞬間、ものすごく愛おしさを感じてしまう。

唇を離して、姫野の服を捲って脱がせる。頬を染めて俺を見上げる姫野は、多くの男を虜にするだけのことはある。目が眩むような色気と、天使のような可愛らしさ。

乳首が露わになる。脱衣所で見た時よりも、真っ赤に腫れている。露天でいじられたからだと思うとイラッとする。

「あぁ…ッ」

しゃぶりつくと、甲高い悲鳴をあげた。身体をビクンと震わせる。もう片方の乳首を指で転がす。その度に面白いくらい身体が跳ねる。

「あッ…あ…うぅ…ッ」

柔らかい、でも触れると硬く尖る、真っ赤な果実。
音を立てて吸い上げると、背を反らせ、泣くように悶える。

今晩でこいつの乳首ともさよならだと思うと、なんだか切ないな。
切ないと思ってる時点で既にもうおかしいのだが、とりあえず俺はその感情も横に押しやった。

少し吸う位置をずらして、肋骨付近を舌でなぞる。
最後だしな。誘惑にかられるぜ。痕…残してしまおうか。この痕見た時、まっつんはどう思うか。
なんて。俺もどす黒いことを思うものだ。

「いぁ…ッ」

痛かったのか、姫野は涙目で俺を睨んだ。赤い印が付いた。

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