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ハッテンlove
第4章 誘拐サバイバル
「U駅の方」
ここから一時間ほど離れた、デパートやおしゃれなショップが密集している地域をあげてみた。僕の家からは思いっきり反対方向です。
マンションも多いし人口も多い。オシャレで可愛いガイジン美少年が一人紛れていても、違和感なし。
「そ…そうか」
顔をひくひくさせながら、近藤くんが言葉を返す。なにがそんなにおかしいんだよ?
「じゃ、じゃあ俺、行くから。早めに帰れよ」
そう言って、近藤くんは駅の改札の方へと向かう。
その後ろ姿を見送って、僕はさてどうしようかな、と思う。
この駅はゲーセンから離れてしまうと、人通りがあまりない。
こんな明るいうちから、素顔で歩くのは初めてかもしれない。
僕は眩しい日差しに照らされながら、大通りから外れ路地裏を歩く。ラーメン激戦区への近道。
ちょっと小腹が空いたんだよね。
そんな時だった。
十字路を曲がったところに、ワゴン車が止まっている。
僕が「あれ?」って思った時はすでに遅し。
「いた…ッ」
ものすごい力で腕を引っ張られた。折れちゃうんじゃないかってくらい強く。肩に激痛が走る。
そのままワゴン車の中に投げ込まれる。
なにがなんだかわからないまま、ガタイのいい男が僕に馬乗りになる。違う男が僕の腕を万歳の形にして上から押さえつける。
僕を見下ろす男達の顔に見覚えがあった。
「あーッ!あんた達、昨日のちくびの…ッ!」
そう。昨日の狂楽の湯で僕に絡んできたエロい男達。
だめだって言ってんのに乳首触ってきて、逃げようと思っても身体ホールドされちゃって動けなくて。
逆上せて死ぬかと思ったよ。
ここから一時間ほど離れた、デパートやおしゃれなショップが密集している地域をあげてみた。僕の家からは思いっきり反対方向です。
マンションも多いし人口も多い。オシャレで可愛いガイジン美少年が一人紛れていても、違和感なし。
「そ…そうか」
顔をひくひくさせながら、近藤くんが言葉を返す。なにがそんなにおかしいんだよ?
「じゃ、じゃあ俺、行くから。早めに帰れよ」
そう言って、近藤くんは駅の改札の方へと向かう。
その後ろ姿を見送って、僕はさてどうしようかな、と思う。
この駅はゲーセンから離れてしまうと、人通りがあまりない。
こんな明るいうちから、素顔で歩くのは初めてかもしれない。
僕は眩しい日差しに照らされながら、大通りから外れ路地裏を歩く。ラーメン激戦区への近道。
ちょっと小腹が空いたんだよね。
そんな時だった。
十字路を曲がったところに、ワゴン車が止まっている。
僕が「あれ?」って思った時はすでに遅し。
「いた…ッ」
ものすごい力で腕を引っ張られた。折れちゃうんじゃないかってくらい強く。肩に激痛が走る。
そのままワゴン車の中に投げ込まれる。
なにがなんだかわからないまま、ガタイのいい男が僕に馬乗りになる。違う男が僕の腕を万歳の形にして上から押さえつける。
僕を見下ろす男達の顔に見覚えがあった。
「あーッ!あんた達、昨日のちくびの…ッ!」
そう。昨日の狂楽の湯で僕に絡んできたエロい男達。
だめだって言ってんのに乳首触ってきて、逃げようと思っても身体ホールドされちゃって動けなくて。
逆上せて死ぬかと思ったよ。