この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ハッテンlove
第6章 姫野との対決
「今日、悠真くんに会った?」
「は?会ってねーよ。あいつ休みだよ。サボりだろ」

奈津は目を輝かせる。なんだよこいつ。もう十年近い付き合いで、すげー今さらだけど。悠真に興味があるのか?
残念だったな。あいつ女は駄目なんだよ。

でも、俺の予想は大きく外れた。


「あのね!今日の朝早く、悠真くんがすっごい可愛いガイジンの女の子をおんぶしてたの!でもその子、泥だらけで泣いてて。なにかあったのかなーって。悠真くんってガイジンの彼女いたの?どこで知り合ったの!?」

奈津…。
お前、15歳でもう近所のオバサン化したのか。ゴシップ好きの主婦じゃねーか。
ご近所の男子のスキャンダルに胸を弾ませている。女って恐ろしいぜ。

けど…。ガイジンの女…?
今日の朝…。

そして悠真は今日は休み。姫野も…。

「お兄ちゃん!悠真くんと仲いいんでしょ?なんか聞いてない?」
「…ねーよ」
「あの子めっちゃ可愛かったー!私もお友達になれたらいいなぁ。悠真くんに家に連れてくるように言ってみてよ。私、英語得意だし」


せっかく牛乳を飲もうと思ったのに、俺は何もすることなしに台所を後にした。
奈津は適当に撒いた。ついてきそうだったし…。


ガイジンの女…は奈津の勘違いだろう。そいつは多分、国籍は日本なのにガイジンな見た目をする男。

けど、泥だらけで泣いてた…?
そして、アパートに来たガタイのいい男前。

一体、俺と別れてから、ヤツになにがあったんだろう。
胸騒ぎがする。徒歩三分の悠真の家が、なぜか遠く感じられた。
/94ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ