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ハッテンlove
第6章 姫野との対決
「あのさー…。学校から、テスト範囲配られたからそれ持って来たんだけど」

二枚手にして、悠真が問題集を広げているテーブルに置いた。

「ふーん…僕の予想している通りだったね」

一目見て、姫野はそれをごみ箱に捨てた。
お前…やっぱ性格悪ぃな。そこは俺に「ありがとう」じゃねーのか!?
なんで俺、こんなヤツに失恋したとか落ち込んでたんだろ。バッカみてーじゃん。

ムッとした俺に気づいたのか、悠真は顔を上げた。

「ねぇ、姫野。この勉強会、近藤も参加させてあげよーよ」

姫野がピクンと反応した。相変わらずヅラと眼鏡のせいで表情の変化がわかりづらい。でも注意深く見ていると大体予想が付くようになってきた。
これは、動揺してる…?

「…僕が依頼されたのは、君の家庭教師なんだけど」
「ついでに一人増えるだけじゃん。ついでにさー、ノルマだけど、俺と近藤、どっちかが10番以内に入るに変更するのはどう?」

なにお前勝手にノルマ変えてんだよ。俺を巻き込むなっつーの。

「…近藤くんなら10番なんて軽いんじゃない?中間で32位だったよね?」
「あぁ…」

よく知ってるなぁ…。うちの学校、進学校でもないのに、50位までが発表される。
姫野が8位だったのは、俺も覚えている。
1位かと思ったのに、意外だなぁと思ったのだ。
ちなみに悠真は圏外である。

「とにかく座ったら?僕、おじさんに頼んでジュースもらってくる」

勝手知ったる他人の家なのか、姫野は軽やかに立ちあがって部屋を出て行った。


「悠真…」

聞きたいことは山ほどある。でもその前に悠真が口を開いた。
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