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ハッテンlove
第6章 姫野との対決
「近藤―…。お前が姫野のこと嫌いなのは知ってるよ。でも、少しの間だけでいいから、あいつの前で大声出したり、暴力とかやめてね?」


なにその心外な台詞。まるで俺がDVの常習犯みてーじゃん。
それに…俺…あいつのこと、嫌ってねーし…。

「なにがあったんだ?なんであいつ傷だらけなんだよ?奈津から聞いたぞ」

悠真がドアの方をちらっと見た。姫野はまだ部屋には来ない。

「姫野、ちょっとヤバいヤツらに絡まれちゃって。殴り合いの喧嘩しちゃったみたいなんだよー」

殴り合い!?あの姫野が!?
案外バイオレンスなんだな。

でも、この胸騒ぎはなんだろう。不安が込み上げてくる。

「姫野、ヤッつけてきたみたいなんだけど、ちょっとダメージ負っててさ。だから、暴力とかやめたげて」
「…言われなくても暴力なんて振るってねーだろ」

お前のちくびがなかったら殴ってねーし。
全部お前が悪いんだろーが!

悠真のヤツ。俺が姫野とああいうことしてるって聞いたら卒倒するかもな。
案外面白がったりして…。


けど。
悠真は確実に、姫野の素顔を知ってるんだ。

悠真は、姫野が素顔を隠さなきゃいけない事情とか、姫野の内面に抱えてるものとか。
そういうのを全て知っている気がする。


まっつんに向けていたもやっとした黒い感情が、悠真に向かってしまいそうになる。

嫉妬…。
俺も情けないな。
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