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籠の鳥
第2章 ご奉仕
結局、その日の食事は 要さんに総て口移しで食べさせて貰った。
私の口をナプキンで拭いながら、
まるで、独り言の様に要さんは言葉を紡いだ。
「何も…考える必要などない…
他の生き物より…発達した脳を持ってしまったばかりに…………
人は自然の摂理から外れてしまった……。」
そこまで話すと、要さんは私を包み込む様に抱き締めた。
「だから…与えられるモノを…
享受すればいい…
何も考えずに…」
まるで自分にそう言い聞かせているみたい…
私を抱き締めながら、【抱き締めて欲しい】そう言ってるみたいな要さんの腕の中…
私も 精一杯腕を伸ばして見た目より華奢な要さんの身体を抱き締めた。
私の行動にビックリしたように身体を離した要さんは、
「貴方は 優しいかたですね」
それだけ言って立ち上がると トレーを手にして部屋を出ていく。
入れ替わる様に、新さんと瑞紀さんが部屋に入ってきた。
瑞紀(ミズキ)さんは、新さんの執事さん。
要さんとは対照的でガッシリとした長身の男性だ。
私の口をナプキンで拭いながら、
まるで、独り言の様に要さんは言葉を紡いだ。
「何も…考える必要などない…
他の生き物より…発達した脳を持ってしまったばかりに…………
人は自然の摂理から外れてしまった……。」
そこまで話すと、要さんは私を包み込む様に抱き締めた。
「だから…与えられるモノを…
享受すればいい…
何も考えずに…」
まるで自分にそう言い聞かせているみたい…
私を抱き締めながら、【抱き締めて欲しい】そう言ってるみたいな要さんの腕の中…
私も 精一杯腕を伸ばして見た目より華奢な要さんの身体を抱き締めた。
私の行動にビックリしたように身体を離した要さんは、
「貴方は 優しいかたですね」
それだけ言って立ち上がると トレーを手にして部屋を出ていく。
入れ替わる様に、新さんと瑞紀さんが部屋に入ってきた。
瑞紀(ミズキ)さんは、新さんの執事さん。
要さんとは対照的でガッシリとした長身の男性だ。