この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
籠の鳥
第3章 喪失
「お姫様、僕と一緒に入ろう」


匠さんは、ベッドから降りると私に手を伸ばす…


えっと…
一人で入りたいんだけど…


伸ばされた手に戸惑っていると 瑞紀さんが口を開いた。


「まだ、無理は禁物です。匠様とご一緒させるわけには参りません」


瑞紀さんは、ベッドに座る私を向かい合う様な形で抱き上げた。


「瑞紀っずるいぞっ」

駄々を捏ねる匠さんに思わず笑いが溢れる。


匠さんって…
私より年上なのに、子供みたい。


クスリと笑う私を、匠さんは驚いた顔で見つめていた。


怒らせちゃったかな?
少し怖くなって、瑞紀さんの肩に顔を隠すように俯いた。



「良かったぁ~っ お姫様、全然笑わないから 忍兄が壊しちゃったのかと思って心配だったんだ…

本当に良かった」


私の後ろで、ぽふんっとベッドに腰を下ろす音が聞こえた。








バスルームに連れてこられた私は、瑞紀さんの膝の上に横抱きにされ、髪を洗って貰う…


洗練された胸板が目の前にあり、目のやり場に困る…


ドギマギする私とは違って、瑞紀さんは、車でも洗うみたいに淡々と私の身体を洗っていた。






/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ