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籠の鳥
第3章 喪失
身体を洗って貰った私は、例の椅子に座らされる。


「自分で…出来ます…」


私の足を固定するためにベルトに手を掛けた瑞紀さんにそう言うと、

自らの足を椅子の上にのせ ゆっくりと足を開いた。


綺麗に脱毛された私の秘部は、まだ赤みが残って ぷっくりと腫れ上がり 果物の桃に似ていた。



コットンをピンセットで摘まみ 薬を染み込ませて私の恥骨辺りにそっと触れる…

冷たいコットンが気持ちいい…

コットンは、恥骨の膨らみから 小さなヒダの横を滑り落ちる。

「んっ…」

冷たい刺激とコットンの柔らかな感覚に腰が動く…


「可愛いね…」


瑞紀さんの後ろから 匠さんがその様子をじっとみていた。



恥ずかしさに 足を閉じようとすると 瑞紀さんの腕に阻まれる。


「じっとしていられないなら 固定しますよ」


瑞紀さんの言葉に、私はまた 足を開いた。






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