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籠の鳥
第6章 長い夜…
食事を終えて、ソファで寛いでいると、望さんが来た。
「匠~っ 抜け駆けは良くないぞ」
通りすがりに 匠さんを小突きながら私の隣にポスンと腰を下ろす。
不意に頭を引き寄せられて 髪にキス…
ふぇっ…
びっくりした。
左隣に匠さん…
右隣は望さんに挟まれて少し緊張する。
「えっと…コーヒーでも いれる?」
どちらともなく訊ねると、今度は匠さんに引き寄せられた。
胸の辺りに私の頭を抱え込むようにしてギュッと抱き締めてくる…
「何もしなくていい…」
トクン…
トクン…と、匠さんの心臓の音が聞こえた。
「蓮…」
私の名を呼んだ望さんは 背中に頭を乗せて後から腰の辺りに両手をまわす…
二人とも何か様子が変?
そっと、匠さんから離れた時、窓の外に忍さんと新さんがこちらにやって来るのが見えた。
二人も ソレに気がついたのか 抱きしめる腕に力がこもる…
やっぱり 何か変…
言い知れぬ不安に 匠さんのシャツをギュッと掴んでいた。
「匠~っ 抜け駆けは良くないぞ」
通りすがりに 匠さんを小突きながら私の隣にポスンと腰を下ろす。
不意に頭を引き寄せられて 髪にキス…
ふぇっ…
びっくりした。
左隣に匠さん…
右隣は望さんに挟まれて少し緊張する。
「えっと…コーヒーでも いれる?」
どちらともなく訊ねると、今度は匠さんに引き寄せられた。
胸の辺りに私の頭を抱え込むようにしてギュッと抱き締めてくる…
「何もしなくていい…」
トクン…
トクン…と、匠さんの心臓の音が聞こえた。
「蓮…」
私の名を呼んだ望さんは 背中に頭を乗せて後から腰の辺りに両手をまわす…
二人とも何か様子が変?
そっと、匠さんから離れた時、窓の外に忍さんと新さんがこちらにやって来るのが見えた。
二人も ソレに気がついたのか 抱きしめる腕に力がこもる…
やっぱり 何か変…
言い知れぬ不安に 匠さんのシャツをギュッと掴んでいた。