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籠の鳥
第6章 長い夜…
快楽を解放するように達した蓮は、疲れ果てて眠る様に意識を手放した。
まさか、蓮の意思でイかされるとは思っていなかった忍は、困惑した眼差しを蓮に向ける。
忍が、蓮の魔性に気が付いたのは 要の一件があった時だ。
蓮に、要を誘惑しようとかそんな意図があったとは到底思えない。
ただ…
蓮の世話をする事が多かった要は、知らず知らずの内に、蓮の持つ【魔性】に囚われたのだろう。
【魔性】
誰もが 身に付けようと努力した所で 身に付くモノではない。
持って生まれた性質と言うのか、与えられる者は極僅かだ。
男であれば、カリスマと崇められ 名をのこすが
女は、男を滅ぼす【悪女】として、歴史にも多々名を残してきた。
蓮の【魔性】に気付いた忍は、【エクセレント】としてではなく【クイーン】としての 教育を提案した。
匠と望は、無理に【クイーン】にする必要は無いと猛反対したが、
新は、蓮に【魔性】があるとするなら、【クイーン】にするべきだと言う…
毒のある花は、ソレと分からなければ 無闇に人を傷付け兼ねないからと…
ただ…
【クイーン】は、極端に数が少ない。
それは、女が快楽に溺れ易いからに他ならなかった。
快楽に溺れた【魔性】は、男を虜にして快楽を貪る…
玩具としては、不良品処か粗悪品だ。
蓮を【クイーン】として教育する前に、壊れるか否か…
ソレを確かめる必要があった。
まさか、蓮の意思でイかされるとは思っていなかった忍は、困惑した眼差しを蓮に向ける。
忍が、蓮の魔性に気が付いたのは 要の一件があった時だ。
蓮に、要を誘惑しようとかそんな意図があったとは到底思えない。
ただ…
蓮の世話をする事が多かった要は、知らず知らずの内に、蓮の持つ【魔性】に囚われたのだろう。
【魔性】
誰もが 身に付けようと努力した所で 身に付くモノではない。
持って生まれた性質と言うのか、与えられる者は極僅かだ。
男であれば、カリスマと崇められ 名をのこすが
女は、男を滅ぼす【悪女】として、歴史にも多々名を残してきた。
蓮の【魔性】に気付いた忍は、【エクセレント】としてではなく【クイーン】としての 教育を提案した。
匠と望は、無理に【クイーン】にする必要は無いと猛反対したが、
新は、蓮に【魔性】があるとするなら、【クイーン】にするべきだと言う…
毒のある花は、ソレと分からなければ 無闇に人を傷付け兼ねないからと…
ただ…
【クイーン】は、極端に数が少ない。
それは、女が快楽に溺れ易いからに他ならなかった。
快楽に溺れた【魔性】は、男を虜にして快楽を貪る…
玩具としては、不良品処か粗悪品だ。
蓮を【クイーン】として教育する前に、壊れるか否か…
ソレを確かめる必要があった。