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人妻愛人契約
第6章 移りゆく季節の中で~冬、クリスマスベビー
それにしても祐樹には初耳だった。子どもが欲しい――希実は何で善一にそんなことを言ったのだろう。何か引っかかる。
「徳本社長、相変わらずですね。いまのだって、しっかりセクハラですよ」
祐樹の隣にいた星奈が言った。見ると、怖い目で善一の背中を睨んでいる。
「まあ、しかたないよ。ああいう人だから。星奈ちゃんも何か嫌なことされたことがあるの?」
「私はありませんが、セクハラされた人なら何人も知ってます」
「そうか。星奈ちゃんも気を付けないと。あんまり近づかないようにしたほうがいいよ」
「はい、そうします」
「じゃあ、行こうか」
祐樹は、しっくりしないまま、いつもの会議室へと足を向けた。
「徳本社長、相変わらずですね。いまのだって、しっかりセクハラですよ」
祐樹の隣にいた星奈が言った。見ると、怖い目で善一の背中を睨んでいる。
「まあ、しかたないよ。ああいう人だから。星奈ちゃんも何か嫌なことされたことがあるの?」
「私はありませんが、セクハラされた人なら何人も知ってます」
「そうか。星奈ちゃんも気を付けないと。あんまり近づかないようにしたほうがいいよ」
「はい、そうします」
「じゃあ、行こうか」
祐樹は、しっくりしないまま、いつもの会議室へと足を向けた。