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人妻愛人契約
第6章 移りゆく季節の中で~冬、クリスマスベビー
夕方、サンガから帰ってくると、タイミングよく希実から電話が入った。広告代理店の役員と会食することになったので今日は泊まると言う。
「知ってる? リーブスゼータが今度アメリカで映画化されるんだって。わたしが昔、リナのコスプレをしていたことを話したら興味を持ってくれて、ウチでやるコスプレフェスティバルで映画のプロモーションをやったら面白いかもしれないって言ってきたの」
「それはすごいな」
「でしょう。もし本当になったら、コスプレフェスティバルに世界中の人が来てくれるかも知れないわよ」
希実の声は弾んでいた。
「うまく話がまとまるといいな」
「うん。がんばってみる。急で申し訳ないけど、愛未のことよろしくね」
「ああ、わかってるよ。ところで、愛未のクリスマスプレゼントはちゃんと買えた?」
「まだだけど、明日、買って帰る。魔女っ娘セイラの赤い子の衣装だよね」
「そう。たぶんそれでいいと思う」
「了解。じゃあ、またあした」
電話が切れた。
昼間の善一の言っていたことを確認してみたい気持ちはあったが、大事な会議の前だ。今はそのときじゃない。落ち着いたら話そう。祐樹は、そう思いながら、スマホをタップした。
「知ってる? リーブスゼータが今度アメリカで映画化されるんだって。わたしが昔、リナのコスプレをしていたことを話したら興味を持ってくれて、ウチでやるコスプレフェスティバルで映画のプロモーションをやったら面白いかもしれないって言ってきたの」
「それはすごいな」
「でしょう。もし本当になったら、コスプレフェスティバルに世界中の人が来てくれるかも知れないわよ」
希実の声は弾んでいた。
「うまく話がまとまるといいな」
「うん。がんばってみる。急で申し訳ないけど、愛未のことよろしくね」
「ああ、わかってるよ。ところで、愛未のクリスマスプレゼントはちゃんと買えた?」
「まだだけど、明日、買って帰る。魔女っ娘セイラの赤い子の衣装だよね」
「そう。たぶんそれでいいと思う」
「了解。じゃあ、またあした」
電話が切れた。
昼間の善一の言っていたことを確認してみたい気持ちはあったが、大事な会議の前だ。今はそのときじゃない。落ち着いたら話そう。祐樹は、そう思いながら、スマホをタップした。