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人妻愛人契約
第6章 移りゆく季節の中で~冬、クリスマスベビー
夜の8時を回った。祐樹が、愛未と一緒に食事をとりながら、テレビを見ていると、魔女っ娘セイラの絵が流れた。

「あ、セイラだ」

すかさず愛未が反応する。

こんな時間におかしいな、と思って番組を見ていると、セイラのピンクの子をやっている声優がゲスト出演していた。その声優の顔がアップになったあと、ピンクの子が大人の魔女に変身するシーンが流れた。

「パパ、愛未ね。これサンタさんにお願いしたんだ」

「え、赤い子じゃないの?」

「違うよ。愛未が欲しいのは、セイラピンクだよ。だって萌恵ちゃんが持ってるんだもん」

「そうか」祐樹は、希実が買う前でよかった、と思った。「じゃあ、いい子にしてないとな」

「うん」

愛未は、希実とそっくりの笑顔を浮かべた。
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