この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻愛人契約
第6章 移りゆく季節の中で~冬、クリスマスベビー
11時、愛未の寝顔を見ながら、もうそろそろいいかな、と祐樹はスマホを手にとった。電話アプリから希実の名前を選んで掛ける。
呼び出し音が聞こえてきた。なかなか希実は出ない。まだ会食が終わってないのか、それともシャワーでも浴びてるのか。この時間なら寝てはいないはずだが……。
諦めて後でかけ直そうと思ったとき、ブツッと音がして、
「祐樹? どうしたの?」
希実の声が聞こえてきた。
「ごめん。まだ仕事中?」
「ううん。もう終わった。これからシャワーを浴びるところ」
「そうか。実は、愛未のプレゼントなんだけど、今日、テレビを見てたら、魔女っ娘セイラのピンクの声優が出てて、それを見た愛未が、この子の衣装が欲しいって言うんだ」
「え、赤の子じゃないの!?」
「そうなんだ。どうもお友達の子がピンクの衣装を持ってるみたいで……」
「ああ、萌恵ちゃんね。この間、誕生日のプレゼントでもらったって言って着てた。それで愛未も欲しくなったんだ……。わかったわ。ピンクを買っていく」
「よろしく頼みます」祐樹は電話を耳に当てたままペコリと頭を下げた。「ところで会食の方はどうだった? うまくいった?」
「もちろん、うまくいったわ」
「どんなこと話したの?」
「あ、……………………」
電波の具合が悪いのか、希実の声がよく聞こえない。
「希実さん、ごめん、聞こえなかった。もう一度言ってくれる」
「……………………」
呼び出し音が聞こえてきた。なかなか希実は出ない。まだ会食が終わってないのか、それともシャワーでも浴びてるのか。この時間なら寝てはいないはずだが……。
諦めて後でかけ直そうと思ったとき、ブツッと音がして、
「祐樹? どうしたの?」
希実の声が聞こえてきた。
「ごめん。まだ仕事中?」
「ううん。もう終わった。これからシャワーを浴びるところ」
「そうか。実は、愛未のプレゼントなんだけど、今日、テレビを見てたら、魔女っ娘セイラのピンクの声優が出てて、それを見た愛未が、この子の衣装が欲しいって言うんだ」
「え、赤の子じゃないの!?」
「そうなんだ。どうもお友達の子がピンクの衣装を持ってるみたいで……」
「ああ、萌恵ちゃんね。この間、誕生日のプレゼントでもらったって言って着てた。それで愛未も欲しくなったんだ……。わかったわ。ピンクを買っていく」
「よろしく頼みます」祐樹は電話を耳に当てたままペコリと頭を下げた。「ところで会食の方はどうだった? うまくいった?」
「もちろん、うまくいったわ」
「どんなこと話したの?」
「あ、……………………」
電波の具合が悪いのか、希実の声がよく聞こえない。
「希実さん、ごめん、聞こえなかった。もう一度言ってくれる」
「……………………」