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人妻愛人契約
第6章 移りゆく季節の中で~冬、クリスマスベビー
夜、愛未が眠ると、希実は洋服ダンスの奥に隠しておいたプレゼントを取り出してきた。そっと愛未の枕元に置く。その上に「まなみちゃんへ。さんたくろうすより」と書いたカードを添えた。
「起きたらどんな顔するかな」
娘の寝顔を見つめながら、希実が言った。
「きっと大はしゃぎするさ。星奈ちゃんのところに見せにいくだろうな」
「そうね。きっとそうするわね」希実が祐樹を見てニッコリと微笑んだ。「パパにもプレゼントがあるんだ」
「ホント!? それは嬉しいな」
希実は、愛未のプレゼントの陰に隠すように置いてあった薄べったい包みを取り出して、祐樹に渡した。開けると、祐樹の大好きなアニメの原作本が入っていた。表紙で、赤い目をした美少女が戦闘用のスーツを着て立っている。
「わあ、凄い。これ初版本だろう。どこで手に入れたの?」
「この前、東京に行ったときよ。マンガ堂に寄ってみたらあったの。前から欲しいって言ってたでしょう」
「ありがとう。大事にするよ」祐樹は希実を抱きしめると、唇に軽くキスをした。「実は僕もママにプレゼントを用意してあるんだ。ちょっと待ってて」
祐樹は、いったん部屋を出ると、思わせぶりに微笑みながら襖を閉めた。そして、急いで事務所に行くと奥に隠しておいたプレゼントを取り出し、戻ってきた。襖を閉めたまま、「希実さん、目を閉じててくれる」と声を掛けた。
「わかった」
祐樹がそっと襖を開けると、言われたとおり希実は目を閉じている。祐樹は、部屋の中に入り、希実の前にプレゼントを置いた。
「起きたらどんな顔するかな」
娘の寝顔を見つめながら、希実が言った。
「きっと大はしゃぎするさ。星奈ちゃんのところに見せにいくだろうな」
「そうね。きっとそうするわね」希実が祐樹を見てニッコリと微笑んだ。「パパにもプレゼントがあるんだ」
「ホント!? それは嬉しいな」
希実は、愛未のプレゼントの陰に隠すように置いてあった薄べったい包みを取り出して、祐樹に渡した。開けると、祐樹の大好きなアニメの原作本が入っていた。表紙で、赤い目をした美少女が戦闘用のスーツを着て立っている。
「わあ、凄い。これ初版本だろう。どこで手に入れたの?」
「この前、東京に行ったときよ。マンガ堂に寄ってみたらあったの。前から欲しいって言ってたでしょう」
「ありがとう。大事にするよ」祐樹は希実を抱きしめると、唇に軽くキスをした。「実は僕もママにプレゼントを用意してあるんだ。ちょっと待ってて」
祐樹は、いったん部屋を出ると、思わせぶりに微笑みながら襖を閉めた。そして、急いで事務所に行くと奥に隠しておいたプレゼントを取り出し、戻ってきた。襖を閉めたまま、「希実さん、目を閉じててくれる」と声を掛けた。
「わかった」
祐樹がそっと襖を開けると、言われたとおり希実は目を閉じている。祐樹は、部屋の中に入り、希実の前にプレゼントを置いた。