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人妻愛人契約
第7章 移りゆく季節の中で~春、パンドラの箱
拍手が止まない中、後ろに控えていた善一がするするっと前に出てきて、マイクの前に立った。壇上から降りようとする希実の腕を掴み、そのまま隣に立たせ、
「美の女神の挨拶が終わったところで乾杯と行きましょう」と笑いながら言った。みんな好き好きに飲み物をとり準備をする。
「では、イベントの成功と今年一年の商売繁盛を祈って、乾杯!」
発声とともに善一は、希実とグラスを合わせた。それを見ながら祐樹は、ウーロン茶の入ったグラスを上に掲げた。
乾杯の後は、懇談の時間だ。みんなあちらこちらに別れ、好き好きに料理を食べたり、会話を楽しんだりしている。会場の前方に残ったままの希実と善一の周りには、人だかりができていた。それを二人揃って笑いながら相手にしている。
まるで結婚式の主役の新郎新婦みたいだった。特に話す相手のいない祐樹は、一人寂しく料理を手に取り、会場の端のほうに身体を移した。
「美の女神の挨拶が終わったところで乾杯と行きましょう」と笑いながら言った。みんな好き好きに飲み物をとり準備をする。
「では、イベントの成功と今年一年の商売繁盛を祈って、乾杯!」
発声とともに善一は、希実とグラスを合わせた。それを見ながら祐樹は、ウーロン茶の入ったグラスを上に掲げた。
乾杯の後は、懇談の時間だ。みんなあちらこちらに別れ、好き好きに料理を食べたり、会話を楽しんだりしている。会場の前方に残ったままの希実と善一の周りには、人だかりができていた。それを二人揃って笑いながら相手にしている。
まるで結婚式の主役の新郎新婦みたいだった。特に話す相手のいない祐樹は、一人寂しく料理を手に取り、会場の端のほうに身体を移した。