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人妻愛人契約
第7章 移りゆく季節の中で~春、パンドラの箱
沙耶は、サンガの奥、プライベートゾーンにある木製のドアの前で足を止めると、ここです、と言ってドアを開けた。
10畳ほどの洋間だった。広い机の上にデスクトップのパソコン、大小4台のモニターとスピーカーが2台並んでいる。配置を見ると、ここで善一は動画の編集をしているようだ。撮影用のカメラも数台、床に置いてあった。
ほかにあるものと言えば、椅子とゴミ箱とティッシュくらい。窓もなければ、絵も飾られてない。素っ気ない部屋だった。
「あ、これですね」祐樹は机の上にあった小さなメモを手に取った。「IDとパスワードが書いてあります」
「よかった」沙耶はほっとした表情を見せると、「それではよろしくお願いします」祐樹に会釈して部屋を出て行った。
「じゃあ、始めるか」
祐樹は、椅子に座り、パソコンを立ち上げた。ログを見てみる。
「やっぱりこれだ。動画編集用のアプリかな。こいつが起動するときタイミングによって干渉してるんだ。だったらここをこうして……」
祐樹は、パソコンを調整した。
10畳ほどの洋間だった。広い机の上にデスクトップのパソコン、大小4台のモニターとスピーカーが2台並んでいる。配置を見ると、ここで善一は動画の編集をしているようだ。撮影用のカメラも数台、床に置いてあった。
ほかにあるものと言えば、椅子とゴミ箱とティッシュくらい。窓もなければ、絵も飾られてない。素っ気ない部屋だった。
「あ、これですね」祐樹は机の上にあった小さなメモを手に取った。「IDとパスワードが書いてあります」
「よかった」沙耶はほっとした表情を見せると、「それではよろしくお願いします」祐樹に会釈して部屋を出て行った。
「じゃあ、始めるか」
祐樹は、椅子に座り、パソコンを立ち上げた。ログを見てみる。
「やっぱりこれだ。動画編集用のアプリかな。こいつが起動するときタイミングによって干渉してるんだ。だったらここをこうして……」
祐樹は、パソコンを調整した。