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人妻愛人契約
第8章 あの夜の出来事
「気持ちよかったですか。まだ私のものを締め付けてますよ」

フフフ。善一は笑った。希実は、目を閉じたまま、はぁはぁと肩で息をしていた。長い睫毛が恥じ入るようにフルフルと震えている。

「続けましょうか」

善一はイッてなかった。そのまま腰のグラインドを再開させた。

「ああっ……」

絶頂を迎えたばかりの希実が辛そうに喘ぎ声をあげた。

クチュ、クチュ、クチュ……。

緑色のゴムを被った怪物が希実の赤く充血した粘膜を抉る。一度火のついた身体は、簡単に昇りつめていく。

「んッ、んッ、んんッ……あ、あんッ……ダメ、また……」

希実が苦しそうに顔を顰め、背中を反らした。

「またイッちゃいそうなんですか?」

善一が聞くと、希実はアーモンド型の目をギュッとつぶったまま、コクリと首を縦に振った。

「今度はイクとき、ちゃんとイクって言ってくださいね」

希実は、愛未がイヤイヤをするときのように頭を大きく左右に振った。

「ダメダメ。言わないんなら、やめちゃいますよ」

ニヤリと口元を歪め、善一が腰の動きを止めた。希実の喘ぎ声も止まる。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

希実は肩で息をしている。

しばらく経って希実の身体が少し落ち着いてくると、善一は再び腰を動かしはじめた。極太の肉棒が希実の子宮を容赦なく突き上げる。

「あっ、ダメッ……」

1分もしないうちに希実が切羽詰まった声を上げた。

「言えますか、イクって」

善一が聞くと、希実は頭を激しく左右に振った。すると、またしても善一は動きを止めた。そして、希実の身体が少し落ち着くと、腰の動きを再開する。それが何度も繰り返された。
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