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第8章 あの夜の出来事

善一の肉棒は硬さをまったく失ってなかった。オスとしての能力を誇示するように力を漲らせ、堂々とそびえ立っていた。

善一は、それに新しいコンドームを被せると、再び希実に襲いかかった。

「やめて……もういや……」

力なく首を振る希実の身体を抱き起こし、四つん這いにして背後から突っ込んでいく。

「ああッ……」

希実は犬が遠吠えをするように顎を突き出し、よがり声を上げた。

善一は希実の丸く引き締まったお尻を両手で鷲掴みにし、「締まる、締まる」と嬉しそうに言いながら、腰を振った。

緑色のゴムを被った極太の肉棒が、これでもかと希実の子宮を突き上げる。

「あッ、あッ、あッ、あッ……あんッ……」

希実のよがり声が止まらなくなった。口を開き、赤い舌をのぞかせ、艶かしい鳴き声を上げる。

やがて、希実の雪のように白い肌がサーッと赤く染まった。

「ああッ、またイッちゃう……」

希実が美しい背中をのけ反らせた。ここぞとばかりに善一が腰のグラインドを大きくする。

パン、パン、パン……。

善一の下腹部が希実のお尻とぶつかり、大きな音を立てる。

「あんッ、ダメっ、イッちゃう……ハァハァ……イク、イク、イクぅぅぅぅぅっ！」

悲鳴のような叫び声とともに、希実の括れた腰が激しく上下に震えた。

「おおっ、締まるっ！　気持ちいい〜っ！」

善一が歓喜の叫び声を上げた。

希実は腕をがくっと折り、お尻を天井に向かって突き出す形で突っ伏してしまった。善一の肉棒を飲み込んだ白く丸いお尻は、絶頂の深さを示すようにプルプルと痙攣していた。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

そのまま希実は、うっとりと目を閉じて、快楽の余韻に浸っていたが、それを善一は許さなかった。

「次はこうだ」

善一は希実を無理やり抱き起し、今度は対面座位の形で繋がった。

「ああ、もういやっ……」

希実は泣きそうな声で言いながら、それでも善一が腰を突き上げると、合わせるように腰を振った。