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人妻愛人契約
第1章 10億の借金
次の日から、希実と祐樹それに慎吾も加わり、支援者探しが始まった。
祐樹は県庁のある町まで出て、これまで取引したことのない金融機関をあたり、希実は泰三の知人を調べてあたり、慎吾はかつてのお得意さんをあたった。さらに、希実は昔の職場の知人やコスプレの友人にまであたった。
しかし、なかなか支援してくれる人は現れなかった。
日はどんどん過ぎていき、状況は厳しさを増していく。次第に3人の中に徒労感が広がっていった。
「なにをしけた顔してるのよ。まだ一週間しか経ってないじゃない」
夕方、事務所のソファで、ぐったりしている男二人に希実が発破をかけた。
「そうは言ってもさあ。こう断られてばかりじゃ、心が折れるよ」祐樹が愚痴ると、慎吾も、「私も歳のせいですかねえ。腰が痛くて」とぼやいた。
「まったく二人とも、男のくせに根性ないな」
希実はスクッと立ち上がると、奥へ行き、トレイを持って戻ってきた。
「さあ、これでも食べて、元気出して」
祐樹と慎吾の目の前に黄色いカップを置いた。
祐樹は県庁のある町まで出て、これまで取引したことのない金融機関をあたり、希実は泰三の知人を調べてあたり、慎吾はかつてのお得意さんをあたった。さらに、希実は昔の職場の知人やコスプレの友人にまであたった。
しかし、なかなか支援してくれる人は現れなかった。
日はどんどん過ぎていき、状況は厳しさを増していく。次第に3人の中に徒労感が広がっていった。
「なにをしけた顔してるのよ。まだ一週間しか経ってないじゃない」
夕方、事務所のソファで、ぐったりしている男二人に希実が発破をかけた。
「そうは言ってもさあ。こう断られてばかりじゃ、心が折れるよ」祐樹が愚痴ると、慎吾も、「私も歳のせいですかねえ。腰が痛くて」とぼやいた。
「まったく二人とも、男のくせに根性ないな」
希実はスクッと立ち上がると、奥へ行き、トレイを持って戻ってきた。
「さあ、これでも食べて、元気出して」
祐樹と慎吾の目の前に黄色いカップを置いた。