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人妻愛人契約
第1章 10億の借金
「なにこれ?」
「希実ママの特製プリン。愛未のためにつくったんだけど、あなたたちにもあげるわ。疲れた時は、甘いものが一番なのよ」
「プリンねえ。そんなもの食べても……」あまり乗り気でないという感じで、祐樹は口にしたが、次の瞬間、表情が変わった。「おいしい!」
「本当だ。こりゃ、うまい」
慎吾も勢いよくスプーンを口に運ぶ。
「でしょう。何と言っても、私の手作りだからね。牛乳、卵、砂糖だけで余分なものは一切なし。しかも、牛乳は北海道浜中町産、卵も名古屋コーチンのブランドものよ」
希実は笑っている。
「こんなの、いつ作ったの?」
祐樹がスプーンにすくったプリンをしげしげと見ている。
「昨日の夜」
「全然知らなかった」
「そりゃそうでしょう。キミは、グーグーいびきをかいて寝てたから」希実は、ちょっと見下すように目を半分閉じて祐樹の顔を覗き込んだ。「最近、愛未のこと、ちゃんとかまってあげられてないでしょう。ちょっと申し訳なくて作ってみたの。それに私も食べたかったしね」
「そうか、偉いな、希実さんは。本当においしいよ」
祐樹はスプーンを口に運んだ。
「よしよし。これを食べたんだから、明日からもがんばりましょうね、祐樹くん」
「ああ、わかったよ」
祐樹がしぶしぶといった感じで返事をすると、希実は美しい瞳を慎吾に向けた。
「慎さんも、お願いね」
「はい、わかりました。こんなうまいものをいただいたんだ。もうひと踏ん張り、がんばります」
希実は満足そうに微笑んだ。
「希実ママの特製プリン。愛未のためにつくったんだけど、あなたたちにもあげるわ。疲れた時は、甘いものが一番なのよ」
「プリンねえ。そんなもの食べても……」あまり乗り気でないという感じで、祐樹は口にしたが、次の瞬間、表情が変わった。「おいしい!」
「本当だ。こりゃ、うまい」
慎吾も勢いよくスプーンを口に運ぶ。
「でしょう。何と言っても、私の手作りだからね。牛乳、卵、砂糖だけで余分なものは一切なし。しかも、牛乳は北海道浜中町産、卵も名古屋コーチンのブランドものよ」
希実は笑っている。
「こんなの、いつ作ったの?」
祐樹がスプーンにすくったプリンをしげしげと見ている。
「昨日の夜」
「全然知らなかった」
「そりゃそうでしょう。キミは、グーグーいびきをかいて寝てたから」希実は、ちょっと見下すように目を半分閉じて祐樹の顔を覗き込んだ。「最近、愛未のこと、ちゃんとかまってあげられてないでしょう。ちょっと申し訳なくて作ってみたの。それに私も食べたかったしね」
「そうか、偉いな、希実さんは。本当においしいよ」
祐樹はスプーンを口に運んだ。
「よしよし。これを食べたんだから、明日からもがんばりましょうね、祐樹くん」
「ああ、わかったよ」
祐樹がしぶしぶといった感じで返事をすると、希実は美しい瞳を慎吾に向けた。
「慎さんも、お願いね」
「はい、わかりました。こんなうまいものをいただいたんだ。もうひと踏ん張り、がんばります」
希実は満足そうに微笑んだ。