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人妻愛人契約
第9章 恋人たちの思い出~夏、浴びせられた欲望
5月、希実は紺色のワンピースを着ていた。2回目の逢瀬の日に希実が着ていたものに間違いない。
場所は、最初の時に祐樹が連れて行かれた離れとは違った。広めの洋室。布団ではなく、大きなベッドが置いてある。50インチくらいのテレビとソファも置いてあった。
希実の表情は硬かった。緊張しているのが動画を見ている祐樹にも伝わってきた。
「楽しみにしてましたよ。さあ、こちらへ」
善一は、部屋に入ったところで立ち尽くしている希実の腕をとり、二人掛けのソファに座らせ、自分はその隣に座った。ソファの前にはガラスのテーブルがあり、ゲーム機が載っている。
善一がリモコンを使ってテレビのスイッチを入れると、画面にリーブス・ゼータのオープニングが現れた。
「え……」
希実が横を向いて善一の顔を見た。
善一は微笑みながら、どうぞ、とゲームのコントローラーを希実に渡した。
「何をするんですか……?」
「決まってるじゃないですか、ゲームをやるんですよ」善一は、もう1つのコントローラーを手に取って操作する。「ミニゲームでキャラクター同士の対戦ができるでしょう。あれをやりましょう。希実さんもやったことはあるでしょ」
「もちろん、ありますけど……」
テレビの画面が、キャラクター選択画面に変った。
「希実さんは、もちろんリナですよね。私は……そうだな、ステラにしようかな」
言葉のとおり善一は女性キャラのステラ・スプレンドーレ、光の戦士を選んだ。希実もコントローラーを握り、リナ・エスペランサ、雷の戦士を選択する。二人のゲームバトルが始まった。
このミニゲームは祐樹もよく知っている。格闘型対戦ゲーム。愛未が生まれる前は、希実と二人でよくやっていた。
最初は使えるキャラが限られているのだが、リーブス・ゼータ本編のストーリーを進めていくと、どんどん使えるキャラが増えていく。キャラ同士の相性もあり、対戦相手によって技を変えないと勝てないので、テクニックと戦略の両方が必要になる。付属のミニゲームにしてはよくできていて人気があった。希実も祐樹も本編以上にハマっていた。
リナもステラも最初から使えるキャラクターだ。能力値もほぼ同じくらい。リナの方が若干攻撃力が高く、ステラの方が若干素早さが高い程度。属性による有利不利もなく、プレイヤーのテクニックの勝負になる組み合わせだ。
場所は、最初の時に祐樹が連れて行かれた離れとは違った。広めの洋室。布団ではなく、大きなベッドが置いてある。50インチくらいのテレビとソファも置いてあった。
希実の表情は硬かった。緊張しているのが動画を見ている祐樹にも伝わってきた。
「楽しみにしてましたよ。さあ、こちらへ」
善一は、部屋に入ったところで立ち尽くしている希実の腕をとり、二人掛けのソファに座らせ、自分はその隣に座った。ソファの前にはガラスのテーブルがあり、ゲーム機が載っている。
善一がリモコンを使ってテレビのスイッチを入れると、画面にリーブス・ゼータのオープニングが現れた。
「え……」
希実が横を向いて善一の顔を見た。
善一は微笑みながら、どうぞ、とゲームのコントローラーを希実に渡した。
「何をするんですか……?」
「決まってるじゃないですか、ゲームをやるんですよ」善一は、もう1つのコントローラーを手に取って操作する。「ミニゲームでキャラクター同士の対戦ができるでしょう。あれをやりましょう。希実さんもやったことはあるでしょ」
「もちろん、ありますけど……」
テレビの画面が、キャラクター選択画面に変った。
「希実さんは、もちろんリナですよね。私は……そうだな、ステラにしようかな」
言葉のとおり善一は女性キャラのステラ・スプレンドーレ、光の戦士を選んだ。希実もコントローラーを握り、リナ・エスペランサ、雷の戦士を選択する。二人のゲームバトルが始まった。
このミニゲームは祐樹もよく知っている。格闘型対戦ゲーム。愛未が生まれる前は、希実と二人でよくやっていた。
最初は使えるキャラが限られているのだが、リーブス・ゼータ本編のストーリーを進めていくと、どんどん使えるキャラが増えていく。キャラ同士の相性もあり、対戦相手によって技を変えないと勝てないので、テクニックと戦略の両方が必要になる。付属のミニゲームにしてはよくできていて人気があった。希実も祐樹も本編以上にハマっていた。
リナもステラも最初から使えるキャラクターだ。能力値もほぼ同じくらい。リナの方が若干攻撃力が高く、ステラの方が若干素早さが高い程度。属性による有利不利もなく、プレイヤーのテクニックの勝負になる組み合わせだ。