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人妻愛人契約
第9章 恋人たちの思い出~夏、浴びせられた欲望
スリー、ツー、ワン、ゴー!
「いきますよ!」
合図とともに赤い戦闘用のボディスーツに身を包んだステラが攻め込んできた。武器のセイントレイピアで得意の突きを仕掛けてくる。
自らゲーマーというだけあってなかなかのスピードだった。希実は適当にいなそうとしていたが、防ぎきれずリナのライフがどんどん削られていく。
次第に希実が本気モードになっていった。目つきが鋭くなり、コントローラーを操つる手の動きが早くなっていく。
白いレオタードに身を包んだリナがライトニングソードで斬撃を繰り出し、反撃を開始した。
「くそ、そうくるか。だったら、こうだ――」
「おあいにく様。そんな技、見切ってる――」
一心一体の攻防が続く。リナもステラもライフがどんどん削られていく。
「いくぞ!」
善一が叫んだ。ステラがセイントレイピアを弓のように構え、必殺技シャイニングボウを繰り出した。光の矢がリナを襲う。
「うっ!」
希実のリナは、すんでのところでかわすと、ライトニングソードを大きく振り下ろした。
「いけっ!」
必殺技サンダーストーム! ライトニングソードから繰り出された雷撃が見事にステラに命中した。ステラは後ろに飛ばされ、そのままダウン。ライフがゼロになり、画面に大きくKOの文字が現れた。
「わたしの勝ちですね」
ドヤ顔で希実が言った。
「くそ~、もう少しだったのに……」善一が悔しそうに顔を顰めた。「希実さん、もう一度やりましょう」
「いいですよ」
希実は笑顔で受けて立った。
次の対戦も希実が勝った。
「もう1回、お願いします」
善一はキャラを男性キャラのフィーゴ・コレール、炎の戦士に変えて挑んできたが、希実は難なく退けた。
「くそ~」
善一は本当に悔しそうだった。
「だったら次はこれだ」
男性キャラのダン・ムート、大地の戦士に変えた。祐樹がよく使うキャラだ。属性的に雷は大地に弱い。有効な技が限られる希実のリナは不利になる。
「お、そう来ましたか。いいですよ」
希実は受けて立った。
結果は接戦だったが、希実のリナが勝った。
「いや~、希実さんは本当に強いですね」
善一が関心して言った。
「結構、やり込みましたからね」
希実が得意げに答えた。好きなゲームだ。顔が笑顔になっている。
その顔のどこにも初めに見せた緊張はなかった。
「いきますよ!」
合図とともに赤い戦闘用のボディスーツに身を包んだステラが攻め込んできた。武器のセイントレイピアで得意の突きを仕掛けてくる。
自らゲーマーというだけあってなかなかのスピードだった。希実は適当にいなそうとしていたが、防ぎきれずリナのライフがどんどん削られていく。
次第に希実が本気モードになっていった。目つきが鋭くなり、コントローラーを操つる手の動きが早くなっていく。
白いレオタードに身を包んだリナがライトニングソードで斬撃を繰り出し、反撃を開始した。
「くそ、そうくるか。だったら、こうだ――」
「おあいにく様。そんな技、見切ってる――」
一心一体の攻防が続く。リナもステラもライフがどんどん削られていく。
「いくぞ!」
善一が叫んだ。ステラがセイントレイピアを弓のように構え、必殺技シャイニングボウを繰り出した。光の矢がリナを襲う。
「うっ!」
希実のリナは、すんでのところでかわすと、ライトニングソードを大きく振り下ろした。
「いけっ!」
必殺技サンダーストーム! ライトニングソードから繰り出された雷撃が見事にステラに命中した。ステラは後ろに飛ばされ、そのままダウン。ライフがゼロになり、画面に大きくKOの文字が現れた。
「わたしの勝ちですね」
ドヤ顔で希実が言った。
「くそ~、もう少しだったのに……」善一が悔しそうに顔を顰めた。「希実さん、もう一度やりましょう」
「いいですよ」
希実は笑顔で受けて立った。
次の対戦も希実が勝った。
「もう1回、お願いします」
善一はキャラを男性キャラのフィーゴ・コレール、炎の戦士に変えて挑んできたが、希実は難なく退けた。
「くそ~」
善一は本当に悔しそうだった。
「だったら次はこれだ」
男性キャラのダン・ムート、大地の戦士に変えた。祐樹がよく使うキャラだ。属性的に雷は大地に弱い。有効な技が限られる希実のリナは不利になる。
「お、そう来ましたか。いいですよ」
希実は受けて立った。
結果は接戦だったが、希実のリナが勝った。
「いや~、希実さんは本当に強いですね」
善一が関心して言った。
「結構、やり込みましたからね」
希実が得意げに答えた。好きなゲームだ。顔が笑顔になっている。
その顔のどこにも初めに見せた緊張はなかった。