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人妻愛人契約
第10章 恋人たちの思い出~秋、溺れゆくカラダ
会議室のドアが開き、人が入ってくる音が聞こえてきた。

「深田さんですか?」

善一の発した声に、希実が驚いたように目を大きく開き、善一の顔を見上げた。透き通るような明るい茶色の瞳が怯えるように揺れている。そんな希実の顔を見ながら、善一はニヤリと笑った。

「はい、そうです」

隣の部屋から祐樹の声が聞こえてきた。

「すみません。時間を変更していただいて。今朝から、ちょっと身体の具合が悪くて。いまここのソファで休んでるんです。深田さんとの打ち合わせが済んだら、病院に行こうと思って、それで時間を変えてもらった次第です」

善一が腰の動きを再開した。

「んッ、んんッ!」

希実は、肉棒を咥えたまま顔を小刻みに左右に振って、やめてと訴えている。

「え、だったら今日はやめたほうがいいんじゃないですか。三河屋さんの都合を言ってもらえれば、僕は合わせますから」

「いえ、大事な話なので、早めにしておきたいんです。申し訳ありませんが、私はこのままここで休みながら話してもいいでしょうか」

「僕は構いませんが。本当に大丈夫ですか。無理しない方が……」

「ご心配かけてすみません。いつものことですから、そのうち治まるでしょう。さっそくやりましょう」

善一が肉棒を希実の喉奥深くに突っ込んだ。下腹が唇にくっついている。

「んん――ッ!」

希実の顔が苦しそうに歪んだ。目から涙が零れ出した。

「おおッ」

善一は気持ちよさそうにうっとりした表情で息を漏らした。
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