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人妻愛人契約
第11章 恋人たちの思い出~冬、電話の向こうで
希実の身体が固まった。慌てたように枕元に腕を伸ばし、スマホを手にした。
画面を確認している。
「誰からだ?」
「はぁはぁ……祐樹から……」
希実のほっそりした手の中でスマホは、ずっと鳴っている。
「出ないのか?」
「う、うん……」
希実は迷っているようだ。じっと画面を見ている。
「こんな時間にかけてくるんだ。子どもに何かあったのかもしれないぞ」
善一に言われ、ようやく希実は、そうね、と言って、何度か深呼吸して息を整えてから応答をタップした。
「祐樹? どうしたの?」
「ごめん。まだ仕事中?」
スピーカーから祐樹の声が聞こえてきた。
「ううん。もう終わった。これからシャワーを浴びるところ」
「そうか。実は、愛未のプレゼントなんだけど、今日、テレビを見てたら、魔女っ娘セイラのピンクの声優が出てて、それを見た愛未が、この子の衣装が欲しいって言うんだ」
「え、赤の子じゃないの!?」
「そうなんだ。どうもお友達の子がピンクの衣装を持ってるみたいで……」
「ああ、萌恵ちゃんね。この間、誕生日のプレゼントでもらったって言って着てた。それで愛未も欲しくなったんだ……。わかったわ。ピンクを買っていく」
「よろしく頼みます」
「どうやら、大した用でもないようだな」
仰向けに寝たまま善一が言った。
希実が口に人差し指を当てて善一を睨んだ。その顔を面白そうに善一は見ている。
「ところで会食の方はどうだった? うまくいった?」
「もちろん、うまくいったわ」
「どんなこと話したの?」
善一は身体を起こすと、希実を抱きしめたまま横に転がり、上になった。
正常位。
そのまま腰を上下に動かし始めた。
画面を確認している。
「誰からだ?」
「はぁはぁ……祐樹から……」
希実のほっそりした手の中でスマホは、ずっと鳴っている。
「出ないのか?」
「う、うん……」
希実は迷っているようだ。じっと画面を見ている。
「こんな時間にかけてくるんだ。子どもに何かあったのかもしれないぞ」
善一に言われ、ようやく希実は、そうね、と言って、何度か深呼吸して息を整えてから応答をタップした。
「祐樹? どうしたの?」
「ごめん。まだ仕事中?」
スピーカーから祐樹の声が聞こえてきた。
「ううん。もう終わった。これからシャワーを浴びるところ」
「そうか。実は、愛未のプレゼントなんだけど、今日、テレビを見てたら、魔女っ娘セイラのピンクの声優が出てて、それを見た愛未が、この子の衣装が欲しいって言うんだ」
「え、赤の子じゃないの!?」
「そうなんだ。どうもお友達の子がピンクの衣装を持ってるみたいで……」
「ああ、萌恵ちゃんね。この間、誕生日のプレゼントでもらったって言って着てた。それで愛未も欲しくなったんだ……。わかったわ。ピンクを買っていく」
「よろしく頼みます」
「どうやら、大した用でもないようだな」
仰向けに寝たまま善一が言った。
希実が口に人差し指を当てて善一を睨んだ。その顔を面白そうに善一は見ている。
「ところで会食の方はどうだった? うまくいった?」
「もちろん、うまくいったわ」
「どんなこと話したの?」
善一は身体を起こすと、希実を抱きしめたまま横に転がり、上になった。
正常位。
そのまま腰を上下に動かし始めた。