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人妻愛人契約
第12章 恋人たちの思い出~春、被虐の悦楽
善一は中年らしいイヤらしさで、じっくりと、ねっとりと希実の女性の部分を愛撫した。

肉芽を触れるか触れないかの微妙なタッチで擦りながら、挿入している指を卑猥に動かしている。浅瀬のところをチャプチャプといじってるかと思えば、グイッと深く差し込み、指の腹を使って一番奥にある硬いところを捏ねくり回す。

「うッ、うッ……んんッ……ハァハァハァ……」

希実の吐息がどんどん熱くなっていく。豪華な着物に包まれた身体を切なそうにくねらせる。襞肉が善一の指に絡みつき、奥から溢れ出した愛液が雫となって布団の上に滴り落ちる。

「気持ちいいか?」

善一が尋ねると、希実は透き通るような明るい茶色の瞳をトロンとさせて頷いた。

そこにはパーティーで毅然と善一をやり込めた希実の姿はもうなかった。善一にいいように嬲られ、性の歓びにむせかえる、一匹のメスとなっていた。

「これくらいやれば十分だろう」

ようやく善一が指を抜いたときには、希実はもう息も絶え絶えに肩で呼吸をしていた。

善一はベルトを外すと、ズボンと下着を脱いだ。20センチはあろうかという極太の肉棒が飛び出した。既に硬くなり、気が急くようにビクンビクンと下腹を叩いている。善一は獣を押さこむようにソレを握り締めると、大きな卵くらいある尖端の膨らみを秘孔に当てた。

「入れるぞ」

もう片方の手で希実のお尻を掴み、自らの腰を押し出した。

「ああっ」

希実の歓喜の悲鳴とともに、太い肉棒が襞肉の中に沈んだ。

「あったかい……おお、締まる、締まる……気持ちいい……」

そのまま善一を腰を前後に動かした。

クチュ、クチュ、クチュ……。巨大な肉棒が濡れそぼった襞肉を出入りする。男と女の粘膜が擦れ合い、混ざりあった愛液が白く濁り、ネバネバした糸をひく。

「あッ、あッ、あんッ……」

善一が突くたびに、桜色の着物をまとまった希実の身体が風に吹かれた小枝のように揺れている。それがなんともエロく、美しい。

やがて、希実の白い顔がほんのり赤く染まってきた。

「イッちゃいそう……」

希実が震える声で言ったときだった。

ガラガラガラ。離れの玄関が開く音が聞こえてきた。
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