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人妻愛人契約
第12章 恋人たちの思い出~春、被虐の悦楽
やがて希実はグッタリとなった。ほんのり赤く上気した顔を横に伏せ、ハァハァと熱い息を吐いていた。

「ここも舐めてあげましょうね」

沙耶の舌が希実の一番敏感な蕾を責めはじめた。

「あッ、ダメっ……」

唸るような喘ぎ声とともに、希実の太腿の筋肉が痙攣した。どうやら軽くイッてしまったようだ。

「さすがだな、沙耶。上手に責めるじゃないか」善一が笑いながら言った。「指を中に入れてみろ。きっと驚くぞ」

善一の言葉に沙耶は目で頷くと、敏感な蕾を口に含んだまま、中指と薬指の二本を揃えて希実の秘孔に挿入していった。

「くッ」

希実が悔しそうに顔を顰めた。

沙耶は指を前後に動かし、希実の身体の構造を確かめている。

「すごい。なにこれ。指に纏わりついてくる」

希実の股間から顔を上げて、目を丸くして善一の顔を見た。

「そうだろう。それがすごく気持ちいいんだ」

善一はニヤニヤしている。

「きれいな顔だけしゃなく、こんな素晴らしい身体を持ってるなんて。ホント、妬けちゃいますね」

沙耶は再び敏感な蕾に吸い付くと、レロレロと舌を動かしながら、挿入した二本の指を希実の身体を掻き回すように動かした。

「あうッ……沙耶さん、お願いだからやめて……」

希実は腰をのたうたせ、大きな喘ぎ声を上げた。

「ハハハ、希実、感じてるのか。だったらこっちも可愛がってやろう」

善一が片手を希実の足から外し、着物の襟もとから潜り込ませた。グニャリグニャリと乳房を揉む。

「あ、ああっ……もういやっ……」

二人のテクニシャンに責められ、希実は悲鳴のような喘ぎ声を漏らしていた。
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